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43年前廃車のSL復活へ 釧路で活躍のC11 東武鬼怒川線で2020年にも

11/9(金) 6:06配信

北海道新聞

煙突外しトレーラーに

 【江別】釧路市阿寒町の炭鉱などで活躍し、江別市東野幌町の倉庫に保管されていたC11形蒸気機関車(SL)が8日、栃木県日光市の東武鉄道東武鬼怒川線で観光列車として復元されるため、本州へ移送された。早ければ2020年冬から運行される計画で、40年以上にわたり保管されていたSLが再び汽笛を鳴らす。

【動画】昨年から東武で運行 道産子SLの「先輩」

 移送作業は前日の7日から準備され、作業員がSLから煙突などを取り外して軽量化。8日には大型クレーンで釣り上げ、黒光りする車体が姿を現すと、通行人から「大きいね」と歓声が上がった。SLは大型トレーラー車に載せられ、東武鉄道が復元作業を行う埼玉県久喜市の南栗橋車両管区に向けて運ばれた。

1947年製、廃車後は収集家が保管

 同社によるとSLは1947年製造で、滋賀県にあった江若(こうじゃく)鉄道で客車をけん引した後、57年から釧路市街地と雄別炭鉱(同市阿寒町)を結ぶ雄別鉄道で石炭などを運搬。閉山後も釧路市内で貨物列車をけん引した。75年に廃車となった後は、江別市の鉄道収集家が倉庫で保管。SLを引き継いだ日本鉄道保存協会(東京)から東武鉄道が約400万円で購入した。

 同社は「SLニセコ号」として道民に親しまれた別のC11形蒸気機関車をJR北海道から無償で借り、昨年8月から日光・鬼怒川地区で観光列車「SL大樹(たいじゅ)」(200席)として土日を中心に運行。10月末まで計12万7千人が乗車した。点検や修理で運休となることが度々あり、新たに車両を購入して2両体制で運行することを決めた。(木村啓太、河田俊樹)

最終更新:11/9(金) 6:06
北海道新聞

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