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市長の仕事って何するの?年収は? 福岡市は部下9100人、予算は1兆8千億円

11/9(金) 10:26配信

西日本新聞

 11月18日に投開票日を迎える福岡市長選。157万人の人口がさらに増え続けている、九州最大都市のリーダーを決める選挙だ。

福岡市長の主な仕事は?給与は?

 新聞では選挙や市長のことを伝える記事は多いけれど、そもそも「市長」って、どんな仕事、どんな役割の人なのだろう。中でも福岡市長って、どんな存在なんだろうか。法律を調べたり、市に聞いたりしてまとめてみた。(三重野諭)

 福岡市に限らず市長や町長、村長、知事など自治体の長を「首長」という。首長の仕事は「地方自治法」という法律に書かれてある。主なものを簡潔に説明すると、

 (1)議会に議案を出す

 (2)予算を作って使う

 (3)税金を取り立てる

 (4)自治体の財産を取得、管理、処分する

 (5)自治体の施設を設置、管理、廃止する

 これらを市長の仕事として考えてみる。

 (1)は、市のルール「条例」を作ったり変えたりするために、議案を市議会に提案して、議員にOK(議決)をもらう手続き。

 (2)は市が税金などで集めたお金の使い道を決める作業。この(1)、(2)は特に市民の暮らしを左右するので、とても重要な仕事だ。

福岡市が1年間に使う金額は?

 じゃあ、福岡市が1年間に使う金額はどのくらいなのか。ニュースでよく見るのは、教育や福祉、防災、道路の整備など、市民全般に関わる「一般会計」。本年度の当初(※)の予算は8387億円だった。

(※年度の「最初の段階」という意味。予算は年度の途中に足すことが多い)

 実は一般会計の他にも「特別会計」という予算がある。国民健康保険や介護保険、水道、地下鉄など、それぞれ独自の収入、使い道があり、一般会計とは別に、財布が幾つもあるようなものだ。

福岡市の職員数は1万5882人

 福岡市の全ての財布(一般会計+特別会計)を合わせると、本年度の当初予算は1兆8765億円に上った。

 中には職員の人件費や生活保護費、市の借金の返済といった不可欠な支出(義務的経費)もある。全てが市長の自由にはならないとしても、どの分野の支出を削り、どの分野に多く充てるのか。市長のかじ取りで決まる予算配分は、市の未来を大きく左右する。

 とはいっても、市長1人で多岐にわたる細かい予算を決め、実際にお金を使う時まで全て関わるのは無理だろう。このため、職員の人事を決めたり、仕事を任せたりすることも市長の大事な役割になる。

 「地方自治法」や「地方公務員法」といった法律には、首長が職員の任命や免職などの権限を持つこと、自分の仕事を職員に任せることができる-と書かれている。

 福岡市の職員数は1万5882人(5月1日現在)。ただ、市によると、市長は全員に対して人事権があるとも言えないらしい。

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最終更新:11/9(金) 10:26
西日本新聞

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