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住友電工、モータコアへの参入目指す。磁性材技術生かし小型・効率化

11/9(金) 6:06配信

鉄鋼新聞

 住友電工は磁性材料の技術を生かしてモータ用コアへの参入を目指す。同社のコアは極薄絶縁体で被覆した鉄粉を、高密度に加圧成型した圧粉磁心を使用。モータの小型化・高効率化に貢献できる。北海道大学などと共同で研究開発しており、事業化は2022年が目標。将来的には電動車の駆動用モータでの採用を視野に入れる。

 同社では焼結合金や圧粉磁心など粉末冶金で自動車部品などを製造している。現在粉末冶金の製品群はエンジン向けが主力だが、長期的には自動車の電動化が進む見通し。モータ用コアの開発は市場の変化に対応する施策の一環となる。
 圧粉磁心は全方位で電気絶縁でき成型自由度が高い材料特性から、高密度にエナメル線を巻き付けられるためモータの小型化・効率化に貢献。薄く回転力が大きい次世代のアキシャルギャップ型モータでの適用を目指す。
 焼結合金や圧粉磁心の事業を担当する林哲也常務執行役員は「モータコアの市場は競争があり、今から動くことが重要」と話している。
 今後は産業機器や車載部品を動かす小型モータなど幅広い分野で採用を広げながら、最終的には電動車の駆動用モータへの供給を目指す方針。
 同社では圧粉磁心で電動車に使用する昇圧コンバータ向けのリアクトルコアも製造。電動車の普及が進む中、モータコアの実用化と併せてその拡販にも力を入れる。

最終更新:11/9(金) 6:06
鉄鋼新聞

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