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面白いと思うこと以外はやるな!「ナイトスクープ」を作った男の仕事術

11/9(金) 0:08配信

DANRO

関西を中心に人気を誇る情報バラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送系)を「作った男」として知られるテレビプロデューサー・松本修さん(69)。この秋、男性の「チン」や女性の「マン」を日本各地でどう呼ぶかを調査・研究した書籍『全国マン・チン分布考』(集英社インターナショナル)を出版しました。

【画像】松本修さんのインタビューの様子

松本さんは30年続く『探偵!ナイトスクープ』を制作しただけでなく、視聴者からの依頼をきっかけに「アホ」と「バカ」の地域分布を探った『全国アホ・バカ分布考』(太田出版)を執筆するなど、ユニークなコンテンツを世に送り出し続けています。その原動力はどこからくるのでしょうか。また、松本さんはどのような「こだわり」をもって仕事に向き合っているのでしょうか。話を聞きました。(土井大輔)

「僕の言うことを聞く人間はクズ!」「イエスマンはダメ!」

ーー『全国アホ・バカ分布考』によると、松本さんは『ナイトスクープ』のディレクター陣に「面白いと思うこと以外はするなと命じた」と書かれていました。単純に「いい上司だな」と。

松本:それは、僕がそういう風に鍛えられたからです。僕がテレビ業界に入ったときは、テレビの民間放送が始まってまだ20年。つまり、朝日放送(ABC)もTBSも、生まれてから20年。会社を作った人がまだ40過ぎ。つまり、あなた(=聞き手・土井)の年齢でした。

彼ら上司はみんな、成功体験を持っていました。ゼロから好きなようにテレビの世界を作って成功していた。だから僕らにも「おい。好きなようにやって成功しろよ!」って命令したわけです。

ーーいまでいうベンチャー企業のような雰囲気があったのかもしれませんね。

松本:ABCもTBSも、トップに立っているのは成功した者ばかり。だから「好きなようにやって成功しろ」って言われた僕は、『ラブアタック!』(男たちがひとりの女性をめぐってゲームで対決する視聴者参加型の番組)を好きなように作った。そんななかで、(参加者の一人で、のちに放送作家として「ナイトスクープ」の制作に加わる)百田尚樹とかが出てきたわけです。

その後、38、39歳でプロデューサーになったとき、20代のディレクターたちに自分が言われたとおりのことを言ったわけです。「好きなようにしろ! その代わり責任は全部自分で取れ!」。自分が言われたことを、そのまま。

ーーたとえ松本さんが命じたことでも、自分が面白いと思わなければやるな、と言ったそうですね。

松本:僕の言うことなんか、誰も聞きません。最初からそういうルールだったんです。「僕の言うことを聞く人間はクズ!」「イエスマンはダメ!」と。

ーー結果としてそれが面白い番組づくりにつながったということですね。

松本:その代わり、責任はとってもらう、と。うまくいったら「天才ーっ!」って褒めて、失敗したやつには「カスーっ!」と怒鳴りつける。「天才!」「カス!」この2つだけです。いまのテレビ業界は違います。テレビ番組づくりのノウハウがいっぱいあって、誰もがマンネリのなかで、「じわじわ」仕事をしています。僕らは荒っぽくやってきた。その精神はいまも『探偵!ナイトスクープ』に残してあります。

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最終更新:11/9(金) 0:08
DANRO

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