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「絶滅危惧種」議員は消え去り 分断アメリカの“ねじれ議会”は機能不全が止まらない

11/9(金) 12:02配信

FNN PRIME

“分断政治”状態が予想される

中間選挙の結果、上院は共和党、下院は民主党が過半数を握る、いわゆる“ねじれ議会”となったことについて、「アメリカでは議会はよくねじれている。特別な事態ではない」といったコメントが見聞きされる。だが、状況はそんなに甘くはない。
来年1月3日に新議会がスタートするや、上院と下院、そしてホワイトハウスと下院は分断され、文字通りの“分裂政府”状態になると予想される。トランプ大統領と共和党は、民主党との非難合戦に明け暮れ、世界の顰蹙を買うことになるだろう。
トランプ大統領は中間選挙の翌朝に民主党に協力を呼びかけたが、それは政略的な宥和ポーズにすぎない。協力関係にはならないだろうと見越し、後々「民主党は呼びかけに応えなかった」と非難できるように布石を打ったのだと思える。

(グラフ)共和党と民主党 イデオロギーの分断が一目瞭然

過去の“ねじれ”と今の“ねじれ”は異なる

アメリカの政治史において、“ねじれ議会”の状況が当たり前のように生じてきたのは、ねじれても議会が機能してきたからだ。上下両院で共和・民主両党の有志が超党派でねじれを超えて協力し、法案や予算案を成立させてきた。
アメリカ議会では『党議拘束』がなく夫々の議員は自らの信念と判断で立法活動に携わり投票行動を決めるからだ。さらに議員一人ひとりが法案作成に通じたスタッフを抱え、議会の委員会などにも立法を支援するスタッフが多数いるので、政党や大統領(行政機構)の言いなりにならずに立法活動を進めることができる環境があるのだ。
だがこの10年あまり、ねじれを乗り越える超党派の立法活動を困難にする大きな変化が進行している。それはアメリカ社会の党派的分断だ。
次の図は、無党派の調査機関「ピュー・リサーチ・センター」が公表したもので、『党派的分断』が急速に進んでいることが見て取れる。

青い山は民主党支持層。赤い山は共和党支持層。それぞれの山は、イデオロギー的に左右への広がりと分布を示す。1994年と2004年の図では変化はみられるものの顕著ではない。それが2017年の図では、青い山と赤い山の形がそれぞれすっかり変わっている。左と右に大きく偏っている。重なる部分も著しく小さくなっている。青い山と赤い山それぞれのイデオロギー的中央値を示す2本の垂直線が2017年の図では大きく隔たっている。民主党支持層と共和党支持層は大きく離反し、分断された状況が一目瞭然だ。

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最終更新:11/9(金) 12:02
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