ここから本文です

1回飲めばOK インフルエンザに注目の新薬登場

11/9(金) 18:00配信

FNN PRIME

“1回飲めばOK”の新薬、ついに実用化

そろそろインフルエンザの流行が気になる季節になりました。
インフルエンザの流行は、例年11月下旬頃から始まり,2月上旬頃にかけてピークを迎えます。
毎年世界中で流行がみられますが、昨年は、日本でも多数の方が発症しました。
インフルエンザに感染してしまった場合には、これまで主に4種類の治療薬…タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタが処方されました。
これらは、数日間の服用や、子供や高齢者にはやや難しい吸入が必要です。
「1回飲めば治るクスリがあればなあ」と考えた方も多いのではないでしょうか。
何と、その夢のような新薬が、今年3月に承認されたのです。
それは、“錠剤を1回服用するだけでOK”という、画期的な新薬「ゾフルーザ」です。
インフルエンザ治療薬として、この冬から本格的に処方が始まると思われます。

【写真】これが注目の新薬「ゾフルーザ」

非常に利便性が高く、用法としては、1回飲むことで完結しますので、飲み忘れも無くなります。
季節性インフルエンザA型とB型の両方で使え、体重が10kg以上なら子供でも服用できます。

ウイルス増殖をストップ

「ゾフルーザ」は、これまでの治療薬とは、全く異なる働き方=新しい作用機序でインフルエンザ・ウイルスを抑えます。
では、既存薬との働き方の大きな違いはどういうものでしょうか。
インフルエンザ・ウイルスはまず、鼻や喉の粘膜の細胞に入り込んで感染します。
そして、入り込んだ細胞の中で増殖するのです。
増殖したウイルスは、周囲に広がろうと、その細胞から外に出て、どんどん増えていきます。
なんと、24時間で100万倍に増えるといわれているのです。

これまでの治療薬は、細胞内で増えたウイルスが細胞から外に出るプロセスを阻むことで、周りの細胞への感染拡大を防ぎます。
一方、「ゾフルーザ」は、外に出ていく前の段階、感染した細胞内でのウイルス増殖そのものを抑えるのです。
新たな作用機序のため、既存薬に耐性のあるウイルスが出現しても、効果を発揮することも期待されています。

1/2ページ

最終更新:11/9(金) 18:00
FNN PRIME

あなたにおすすめの記事