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今季の“デア・クラシカー”は一味違う?…無敗のドルトムントが“挑戦者”バイエルンを迎え撃つ!

11/9(金) 19:50配信

SOCCER KING

 通算120回目の“デア・クラシカー”が近づいてきた。過去9シーズンのリーグタイトルを寡占しているバイエルン(7回)とドルトムント(2回)が、激しく火花を散らすドイツ版クラシコだ。舞台はジグナル・イドゥナ・パルク。チャンピオンズリーグ(CL)のアトレティコ・マドリード戦(CL第3節)で4-0の大勝を飾るなど、今季のドルトムントが無類の強さを示しているスタジアムで、10日18時30分(日本時間11日2時30分)に熱戦の火蓋が切って落とされる。

王者バイエルンが絶好調のドルトムントに「挑戦する」一戦

 今回の激突が普段にも増して注目を集めているのは、6連覇中の絶対王者がチャレンジャーの立場にあるからだ。ブンデスリーガの首位を走っているのは18チームで唯一、開幕から無敗(7勝3分け)のドルトムントであり、バイエルンはこのライバルに勝点4差の3位と後れを取っている。開幕前はおそらく誰も予想しなかった構図が出来上がり、バイエルンの名物会長ウリ・ヘーネスも「本命はドルトムントの方だ」といつになく謙虚だ。

例年になく不安要素が多いバイエルン

 本命視されるドルトムントが勝利を収めるには、キャプテンのマルコ・ロイスを中心に充実一途をたどる攻撃陣の活躍が不可欠だろう。公式戦の無敗記録が「15」でストップした直近のアトレティコ戦(CL第4節)では、相手の規律あるディフェンスに苦しみ、自慢のウイング(ジェイドン・サンチョとクリスティアン・プリシッチ)が振るわず、得点源のパコ・アルカセルも沈黙した。その悪いイメージを一掃する意味でも、早い時間帯にゴールを奪い、ホームの大声援を追い風にして一気に畳み掛ける展開が理想的だ。

 ここまでリーグ最多の30ゴールを挙げているドルトムントに対し、バイエルンは同5位タイの18ゴールと本来の爆発力が影を潜めている。決定力や崩しの局面でのアイデア不足、トーマス・ミュラーの不振、頻繁なローテーションに伴う連係の不備など、さまざまな原因が指摘されているが、地味に痛手となっているのがコランタン・トリッソの不在だ。エリア内に絶妙なタイミングで飛び込むこのセントラルMFが第3節に負傷離脱し、攻撃の最終局面におけるロベルト・レヴァンドフスキへの負担が強まった印象が否めない。

 ただ、そのレヴァンドフスキはリーグ戦2試合連続ノーゴール中だが、直近のAEKアテネ戦(CL第4節)できっちり2ゴールを挙げた。ドルトムント時代を含め、デア・クラシカーで歴代2位の12ゴールを挙げてきた“ミスター・クラシカー”は、心身ともに充実した状態で古巣のホームスタジアムに乗り込めそうだ。バイエルンにとって最大の拠り所であり、ドルトムントが最も警戒する点取り屋の出来が勝負の行方に影響を及ぼすのは間違いない。

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最終更新:11/10(土) 11:28
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