ここから本文です

「なぜこんなことを・・・」 乗客放置のバス運転手、泣きながら反省海部観光、謝罪会見で明かす

11/9(金) 18:33配信

徳島新聞

 海部観光(徳島県美波町)の高速バスで6月、50代男性運転手(当時)が同乗の指導員の指示に逆上して運転を中断した問題で、同社は9日、徳島市のホテルで会見を開き、打山昇会長らが「乗客に多大な迷惑を掛け、深くおわび申し上げる」と陳謝した。

 会見で同社はドライブレコーダーの記録などを開示。マイクのスイッチを入れたまま運転手と指導員が口論した経緯などを明らかにした。

 今回の問題では、転手が淡路島南パーキングエリアで運転を中断した後、代わりに運転できる人がおらず、乗客17人は後続便に乗り換えるまで1時間余り待たされた。同社は指導員が業務前に健康状態などを確認する点呼を受けていなかったため運転を交代できなかったと釈明。その背景として、打山会長が指導役に徹するよう指示していたことを明らかにし「今後は全乗務員に対して点呼を実施する」とした。

 運転手は4月に入社し、研修中だった。今回の問題が起きるまで他の職員とのトラブルはなかった。同社の聞き取りに対し「何でこんなことをしたのか分からない」と泣きながら反省していたという。

 同社は乗客に金銭的補償を進めている。運転手に対する法的措置は検討しない。

 運転手は6月12日、高速道路を走行中、指導員がギアを上げるよう指示したことに対し、逆上して運転を中断。四国運輸局は10月24日付で同社に文書警告の行政処分を出した。

最終更新:11/9(金) 21:09
徳島新聞

あなたにおすすめの記事