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台北市長選の公開討論会 現職や2大政党の候補一堂に会す/台湾

11/10(土) 19:50配信

中央社フォーカス台湾

(台北 10日 中央社)台北市長選挙(24日投開票)の立候補者による公開討論会が10日、同市内で行われた。無所属の現職、柯文哲氏をはじめ、2大政党である与党・民進党と野党・国民党の候補などが一堂に会し、熱く議論を交わした。

2014年の前回選挙時、初出馬だった柯氏。医師出身で、2大政党のシンボルカラー、緑にも青にも染まらない「白色旋風」を巻き起こし、当選を果たした。この日の討論会では、自身は初めて「政治文化の変革」を掲げて当選した市長だとし、「新たな政治文化」でこれまで解決できなかった問題を解決してきたとアピール。取り組んできた課題として、北門を中心とした市西部の都市再生計画や、公営住宅の整備推進などを挙げた。

独立志向を打ち出す民進党の候補、姚文智立法委員(国会議員)は、柯氏が過去に発した「両岸は一つの家族」発言を強く批判。中国の習近平氏も同じ言葉を口にしたことがあることに言及し、この後には「中国の夢を共にかなえよう」というフレーズが続くとした上で、この発言は「一つの中国」を前提とした「92年コンセンサス(九二共識)」より「さらに踏み込んだ」内容だと訴えた。

親中派とされる野党・国民党の丁守中氏は、民進党が台湾独立を推進したために、中国と衝突し、両岸の関係を悪化させたと指摘。自身であればこの問題を解決できると述べ、自身が当選した後には、台北市政府に「両岸事務委員会」を立ち上げるとの目標を掲げた。

(游凱翔、陳妍君、劉建邦/編集:楊千慧)

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