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【SUPER GT 最終戦】NSXが2戦連続で予選1-2-3、ポールもARTA野尻&伊沢が連取…GT300はウラカンの平峰&マペッリが首位

11/10(土) 23:07配信

レスポンス

10日、SUPER GT最終戦(第8戦)の公式予選が栃木県のツインリンクもてぎであり、GT500クラスのポールポジションは2戦連続でARTA NSXの野尻智紀&伊沢拓也が獲得した。ホンダ勢は今回も1-2-3を独占している。GT300クラスの予選首位はウラカンGT3の平峰一貴&M.マペッリ。

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晴れ時々曇りのツインリンクもてぎ、朝の練習走行開始時はウエット残りだった路面も、予選が行なわれる午後には完全ドライとなった。最終戦は原則全車ノーウエイトハンデ。参戦レース数の関係でGT300クラスの一部車両にわずかなハンデが残ってはいるが、GT500クラスは全車、GT300クラスも大半がノーハンデでの臨戦となっている。また、最終戦は決勝レース距離が250kmで、普段より短いスピード重視の設定だ。

GT500クラスのドライバーズチャンピオン争いは究極の緊張状況で最終戦を迎えた。#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴&J. バトン/タイヤはブリヂストン=BS)と#1 KeePer TOM’S LC500(平川亮&N. キャシディ/BS)が同点首位。他にも2陣営にチャンスは残されているが、実質的には#100と#1の“最終戦先着勝負”が濃厚とみられている。また、2週間前にスーパーフォーミュラ(SF)の最終戦でも熾烈な王座争いを演じた山本とキャシディにとっては「再戦」という格好にもなる(SFは山本が戴冠)。

予選は今回もホンダ勢が強さを発揮する展開となった。前戦に続く1-2-3占拠で、ポールは2戦連続、今季3回目となる#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀&伊沢拓也/BS)が獲得した。Q2では野尻が新レコードとなる1分35秒550をマーク。

#8 NSXのドライバーはQ1担当の伊沢、Q2担当の野尻ともに、「朝の練習では感触が良くなかった」と語るが、そこから予選に向けてチーム一丸で立て直し、優勝が最低条件という厳しい状況とはいえ、ランキング4位でタイトル争いに踏みとどまっている陣営の意地を見せた。

そして予選2位には#100 NSX、同3位にはGT500クラスで唯一のダンロップ(DL)ユーザー #64 Epson Modulo NSX-GT(B. バゲット&松浦孝亮/DL)が続いた。5位にも#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大&小暮卓史/BS)がつけ、ホンダは1-2-3-5と(決して団体戦ではないが)#100または#8の戴冠に向けて有利な状況をつくっている。

しかし、前戦オートポリスでは決勝でレクサスLC500勢に“ほぼ一斉逆転”を許しているだけに、その点は気になるところ。ただ、#8 NSXのふたりは「ここは合同テストの時の感触から、オートポリス戦のような状況には陥らないと思う」との旨を語っている。あとは各車のタイヤに関する読みが温度状況に当たるかどうか次第!? 有利さの度合いは不明ながら、少なくとも予選結果ではホンダがレクサスを圧倒した。決勝はどうなるのか、楽しみである。

レクサス勢では#38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路&石浦宏明/BS)の4位が予選最高位で、#1 LC500は6位だった。このまま決勝開始までにグリッド順位変更等の事案が発生しない限り、同点の#100 NSXとは4ポジション離れた位置からのスタートになる。同点とはいえ、上位着順の差で厳密には現在ランキング2位の#1 LC500、少なくとも#100 NSXの前に出てポイントゲットしないことには王座のチャンスはない。優勝した前戦のように決勝で追い込めるだろうか。

GT500クラスの予選7位は#19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資&山下健太/ヨコハマ=YH)。日産勢では#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲&千代勝正/ミシュラン=MI)の8位が予選最上位だった。

一方、GT300クラスは6陣営にドライバーズチャンピオン獲得の可能性が残るが、ポイント首位の#55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一&S. ウォーキンショー/BS)のリードが大きく、かなり有利な状況。しかし#55 BMWは予選10位となり、風向きは微妙なものとなってきた!?

タイトル候補のなかでは#65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹&蒲生尚弥/BS)が予選2位、#0 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝&片岡龍也/YH)が予選3位につけている。#55 BMWは決勝4位に入れば自力王座だが、彼らがそこまで上がってこられなかった場合、#65と#0のメルセデス勢2騎にもチャンスが出てくるかもしれない(#65は2位、#0は優勝がそれぞれの戴冠最低条件:記事中のポイント面はすべて手元計算)。

そして、ある意味でタイトル争いのキャスティングボートを握る存在になったのが、開幕戦以来のポールポジションを獲得した#88 マネパ ランボルギーニ GT3(平峰一貴&M. マペッリ/YH)だ。#88にタイトル獲得の可能性はないが、両ドライバーは10月にあったもてぎ合同テストの段階から彼らのウラカンGT3が好調であったことを語っており、レースペースにも自信あり、充実の内容でこのままポール・トゥ・ウインを狙う。#88 ウラカンがこのまま勝利した場合、それは王座争いでは#55 BMWに有利に作用するだろう。

GT300クラス予選4位は#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人&山内英輝/DL)、5位に#25 HOPPY 86 MC(松井孝允&坪井翔/YH)、6位にも#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸&安田裕信/DL)と強いところが並んでおり、チャンピオン争いはもちろん、このレースの優勝争い自体も面白くなりそうだ(#11 GT-Rはタイトルの可能性も残す)。

決勝250kmレース(53周)は、明日(11日)の午後1時30分にパレードラップ開始予定。その数分後、ローリングスタートから2018年最終決戦の火蓋が両クラス、連続的に切って落とされる。

《レスポンス 遠藤俊幸》

最終更新:11/10(土) 23:07
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