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写真や模型でたどる「雲龍丸」 初代から6代目 若狭歴博で展示

11/10(土) 7:55配信

産経新聞

 旧県立小浜水産高校(現若狭高校)の実習船だった「雲龍丸」の初代から6代目までの変遷を振り返るエントランス展示が、小浜市遠敷の県立若狭歴史博物館で開かれている。大正~平成にかけて使われた実習船と、乗船した生徒たちの姿を写真で紹介している。30日まで。

 初代の「雲龍丸」は大正8(1919)年に小浜水産高校の創立25周年に合わせて建造された木造船(19・5トン)。平成7年に完成した6代目(499トン)までが、小浜水産高校が閉校した1年前の平成26年まで使われた。実習船としての役割を終えた後は体験航海などに使われ、民間企業に売却されてロシアに渡ったという。

 写真や模型など約40点を通じ、初代から3代目までが木造船、4代目以降は大型の船舶に変わったことを紹介。初代の進水式の写真では万国旗で船体を飾った姿などが撮影されている。若狭高校にある昭和4~27年まで使われた2代目の模型は長さが約2・1メートルの実物の約10分の1のサイズ。帆柱が2本ある木造ケッチ船の特徴を再現。マグロはえ縄漁に取り組む生徒ら当時の実習の様子も伝えている。

 酒井健治文化財調査員は「雲龍丸は100年近く受け継がれ、若狭地域の漁業振興に貢献してきた。多くの人に船の存在を知ってほしい」と話している。観覧無料。問い合わせは同博物館(0770・56・0525)。

最終更新:11/10(土) 23:07
産経新聞

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