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【日米野球】村田善則バッテリーコーチが語る「侍の正妻」甲斐拓也の課題と今後

11/10(土) 16:45配信

東スポWeb

 日本一に輝いた鷹の主力コンビがMLBへ名刺代わりの先制パンチだ。日米野球は9日、東京ドームで開幕。日本代表・侍ジャパンがソフトバンク・柳田悠岐外野手(30)の逆転サヨナラ2ランでMLB選抜に7―6で劇的勝利を飾った。一方、先発マスクのソフトバンク・甲斐拓也捕手(26)も粘りのリードに加え、打撃でも得点に絡む複数安打を放って勝利に貢献。成長著しい“侍の正妻”の今後について、村田善則バッテリーコーチ(44)を直撃した。

 ――甲斐の長所をどう見ているか

 村田:もう、それは皆さんが注目している通りですね。肩の強さ、そしてそれに伴うスローイングの早さ、これらが彼の一番の武器です。そういった意味ではもちろん日本シリーズでの(6連続盗塁阻止の)スローイングもそうだし、チャイニーズタイペイ戦でも盗塁王(王威晨=中信兄弟)をバチッと一発刺すところとかね。それだけで存在感を出している。それから、やっぱり「聞く姿勢」ですね。要は人の話や姿勢を見聞きして吸収しようとする、普段組まない投手からも、しっかり特徴をすぐつかもうとすることです。自分の野球に生かそうという姿勢。相手の性格をつかむというのも一つの魅力です。

 ――「甲斐キャノン」も話題沸騰中だ

 村田:そうですね。チームの中でも必要かつ大きな武器になりますよ。それも期待して稲葉監督も選んでいますしね。

 ――ただ甲斐は発展途上で「1試合守り切れない」という課題も指摘されている

 村田:いや、そこはあるとすればNPBで試合をする場合のことです。対戦相手の投手、そして自分のチームの投手のことを知って、対戦を繰り返す中で出てくる点だと思う。でも逆に国際大会では相手の情報が少ない中で、ましてや普段組まないピッチャーとも組まなきゃいけない。その中でどう自分を引き出せるかを我々は見ている。要はチームでの戦い方とは違いますからね。

 ――あくまでも“国際大会版・甲斐”を見ていると

 村田:そうです。稲葉監督も2020年の東京五輪に向けてすべてを考えている。その中で今回、また来年のプレミア12も含めて適性をチェックしている段階。そう考えると、例えば彼が先発の役割で行ってから終盤代わるケースもあるし、もしかしてそれが今大会限りで以降は逆になるかもしれない。彼がどの立場にフィットするかっていうのを、稲葉監督も僕も見ているしね。ソフトバンクの起用法というのは知っているけれど、それはそれです。

 ――国際大会では新たに「スーパー甲斐」の一面が引き出せる可能性がある

 村田:もちろん。実はそれが一番大切で、その辺りを我々は見ている。でも東京五輪までは1年半…。当然、甲斐の立場も変わってくるわけですし、今回選ばれている森(西武)だって会沢(広島)だって(立場が)変わってくるかもしれない。もしかしたら新しい代表捕手がまた出てくるかもしれない。ここがゴールじゃないというところです。2020年までの逆算の中、甲斐がどういう形でチームの役割を担うのがベストなのか。それに森はどうなのか、会沢もどうなのかというところを見ている段階です。

最終更新:11/10(土) 16:45
東スポWeb

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