ここから本文です

【フィギュアNHK杯】女子SP5位のホロ苦GPデビュー プロの目が見た“ポスト真央”紀平梨花の評価

11/10(土) 16:45配信

東スポWeb

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯(広島グリーンアリーナ)の女子ショートプログラム(SP)が9日に行われ、注目の紀平梨花(16=関大KFSC)は得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒し、69・59点の5位とほろ苦いGPデビューとなった。“ポスト真央”の期待がかかる新星の評価はいかに――。

 注目された紀平最大の武器であるトリプルアクセルはまさかの転倒となった。「踏み切りのタイミングが早かった。練習から少しゆがんだジャンプが多かった」。前日の公式練習から高い確率で成功していたが、本人の中では微妙な違和感があったという。

「跳べているので大丈夫だと思った」と急な調整は行わなかったが、結果は裏目に出た。「イメージをつかんでいれば、もっとリラックスして跳べたと思う。明日は朝からすぐに修正したい」とフリーでの成功を誓った。

 デビュー戦でいきなりの転倒というミスはあったものの、その後はほぼ完璧な内容で「(転倒した瞬間は)1戦目でコケてしまったなと思ったけど、あきらめずにできたのは成長だと思う」。直後の連続ジャンプ、後半の3回転ルッツは大きく加点がつく出来栄え。首位とは約6・5点差と致命的な出遅れにはしなかった。

 10日のフリーはトリプルアクセルを2度組み込んだプログラム。「他の選手に比べてアドバンテージがある。上位の選手にとって脅威を感じる存在でしょう」(フィギュア関係者)。若い紀平が先に超高得点をマークし、上位にプレッシャーをかける展開も十分に考えられる。

 フィギュア解説者の杉田秀男氏(83)は「GPデビューで、これだけ注目されれば、相当なプレッシャーがあったはず。それがトリプルアクセルの跳び急ぎにつながったのでしょう。今は伸び盛りで滑るのが楽しい状態。フリーではのびのびと力を発揮してくると見ています」と指摘。得意の大技でコケても、専門家の評価は変わらずに高かった。

 実績十分の上位陣に対し「まだ結果を求められる段階ではない」(杉田氏)というのも、メンタル面ではプラス材料。今大会での表彰台はもちろん、“ポスト真央”として今後、大きく飛躍する可能性は十分に残されている。

最終更新:11/10(土) 16:45
東スポWeb

あなたにおすすめの記事