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開業120年…幻の大仏鉄道を歩こう! 来月ウオーキングイベント

11/10(土) 7:55配信

産経新聞

 明治後期に奈良(奈良市)-加茂(京都府木津川市)間を結んだ「大仏鉄道」の開業120周年を記念するウオーキングイベントが12月1日、両市で開かれる。廃線跡に点在する遺構をたどりながら、往時に思いをはせる。

 大仏鉄道は明治31(1898)年、私鉄の「関西(かんせい)鉄道」(三重県四日市市)が現在のJR加茂-大仏(奈良市法蓮町)間の8・8キロを結んだ路線の愛称。翌32年には奈良駅まで延伸したが、40年に加茂駅から木津駅を経て奈良駅に至る平坦(へいたん)なルートが開通すると、急勾配の難所を抱える大仏線は廃線に。わずか9年で役目を終えたことから、“幻の大仏鉄道”として語り継がれている。

 当時の資料は乏しいが、遺構は今も残る。「鹿川隧道」(奈良市)は現在は水路として使われており、大仏駅跡地は「大仏鉄道記念公園」として整備。御影石とレンガでつくられた「赤橋」(木津川市)は生活道となっている。里山の風景を楽しめるハイキングコースとして人気だ。

 イベントでは、市民団体「大仏鉄道研究会」のメンバーをガイドに迎え、遺構の解説を交えながら、加茂-奈良間の約13キロを歩く。奈良市観光戦略課は「明治時代の情緒や歴史を感じながら、ハイキングを楽しんでほしい」と話している。

 午前9時半~10時15分に順次スタート。参加費無料で定員は250人。申し込みは、往復はがきに参加者全員の住所、氏名、生年月日、性別、電話番号、代表者のあて先を記入し、20日までに市観光戦略課まで。問い合わせは同課(0742・34・5135)。

最終更新:11/10(土) 22:24
産経新聞

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