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<小野憲史のゲーム時評>業界の人材不足 新作の本数減も問題に

11/11(日) 11:00配信

まんたんウェブ

 超硬派のゲーム雑誌「ゲーム批評」の元編集長で、ゲーム開発・産業を支援するNPO法人「国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)」元代表の小野憲史さんが、ゲーム業界の現在を語る「小野憲史のゲーム時評」。今回は、ゲーム業界の人材不足について語ります。

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 夏秋は学会やイベントのシーズンだ。8月にゲーム開発者会議のCEDEC2018、9月に日本デジタルゲーム学会の夏期研究大会と東京ゲームショウが開催された。根底に流れていたのがゲームクリエーターの人材育成に関する取り組みだ。

 CEDECでは、基調講演で任天堂の宮本茂さんが若手にエールを送った。横浜市とのコラボで小学校高学年向けの「1DAYプログラミングキャンプ in CEDEC」が開催された。スマイルブーム(札幌市北区)が開発中のプログラミング環境「プチコン4 SmileBASIC」を活用し、参加者はニンテンドースイッチ上で動作する教育用プログラミング言語「BASIC」を使用し、アクションゲームの制作に挑戦した。

 日本デジタルゲーム学会ではバンダイナムコスタジオの兵藤岳史さんが、ゲームの保存や収集に関する取り組みについて発表した。同社は1980年代のゲーム開発資料の保存と収集を進めている。兵藤さんは「文化遺産であり、人材教育にも活用できる」と考察した。

 ゲームの展示会は埼玉県川口市で開催中の「あそぶ!ゲーム展」をはじめ世界的な盛り上がりを見せているが、展示資料の元となる企業側の意識は低いのが実情。兵藤さんは「一般公開も視野に入れつつ、業界全体での理解推進にも期待したい」と明かす。

 東京ゲームショウでは、日本ゲーム大賞アマチュアゲーム部門で、応募者に18歳以下の年齢制限を設ける「U18部門」の決勝大会があり、徳島市立高等学校3年生の渡邉大誠さんが制作したアクションゲーム「モチ上ガール」が金賞を受賞した。

 全国25都道府県から100件以上の応募があり、最年少の応募者は9歳。審査員を務めたレベルファイブの日野晃博社長は「自分がゲーム制作を始めたのも小学生のころで、当時のことを懐かしく思い出した」と振り返った。

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最終更新:11/11(日) 20:48
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