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<英国>EU離脱に反対し閣外相が辞任 閣僚6人目

11/10(土) 18:05配信

毎日新聞

 【ロンドン矢野純一】英国の前外相ボリス・ジョンソン氏(54)の弟ジョー・ジョンソン運輸担当閣外相(46)が9日、メイ首相の欧州連合(EU)からの離脱方針に賛同できないとして辞任した。メイ氏の方針に反対して辞任した閣僚・閣外相は6人目。

 ジョー・ジョンソン氏は辞任の声明で「民主主義とは最後に民意を問うものだ」として、EUとの離脱交渉で合意した後、合意案を受け入れるかどうかを問う2度目の国民投票を実施するよう求めた。

 メイ氏は「離脱を決めた2016年の国民投票の結果を尊重する」として国民投票の再実施については繰り返し否定している。EUとの交渉が大詰めを迎える中、離脱方針を巡ってまとまりに欠ける状況を露呈した。

 英国とEUは、離脱の条件を定める「離脱協定」や将来の通商関係の枠組みについて、年内の合意を目指して交渉を進めている。2度目の国民投票を求める動きは、一部産業界にも広がっており、従来通りEUとの貿易を続けることを求める英小売り大手の元幹部らが今月団体を設立した。市民団体が10月にロンドンで国民投票を求めるデモを実施した際には数十万人が参加した。

 離脱の是非を問う16年の国民投票では、兄は離脱運動を主導していたが、弟は残留を支持していた。メイ氏の方針に反発して今年7月に外相を辞任した兄はツイッターで「我々は離脱を巡って意見は違うが(メイ氏の方針に)失望していることでは一致した」とコメントした。

最終更新:11/10(土) 21:21
毎日新聞

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