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聖光学院、初の花園決めた!元ジャパンSO安藤氏ら指導で激変、展開力炸裂で初優勝

11/11(日) 6:04配信

スポーツ報知

◆全国高校ラグビー福島県大会最終日 ▽決勝 聖光学院33―7学法福島(10日・いわきグリーンフィールド)

 決勝が行われ、聖光学院が学法福島に33―7で快勝し、創部52年目で初優勝。全国大会(12月27日開幕、大阪・花園ラグビー場)の切符をつかんだ。東日本大震災の復興支援活動が縁で今季から元日本代表SO安藤栄次氏(36)ら、トップチャレンジリーグ・三菱重工相模原のコーチから月に一度、特別指導を受けてきた聖光学院は、7―7で迎えた後半に自慢の展開力がさく裂。FB渡辺唯斗(2年)らのトライで突き放した。

 ラストプレーでFB渡辺が抜け出し、チーム5つ目のトライを決めるとフィフティーンは、勝利を確信して両手を突き上げた。33―7。FWのモールで攻めてきた学法福島を突き放して、悲願の県優勝。県大会12連覇の野球部を始め約270人の生徒が歓声を上げる中、選手から4度胴上げされた佐藤忠洋監督(44)は「創部以来の悲願で、本当にうれしい」と喜び、選手をたたえた。

 力を付けるきっかけとなった縁があった。今年5月から三菱重工相模原の安藤コーチと伊藤雄大スクラムコーチ(36)が、月に1度のペースで特別コーチとしてチームを指導。パスなどの基本から、グラウンドを広く使った戦術までをたたき込んできた。三菱重工相模原は2012年から東日本大震災の復興支援の一環で、原発事故により屋外での運動が一部制限された伊達市の子供たちと交流。その初年度メンバーが聖光学院でラグビーを始めたと聞いた同社関係者が「コーチを送りましょう」と派遣が実現した。

 清宮克幸監督(51、現ヤマハ発動機監督)が率いた早大の主力として大学日本一も経験しているコーチの指導に、中学まで野球部だったNO8藤田優希弥主将(3年)は「自分たちの知らないラグビーを教えてもらった」と実感。決勝でも7―7で迎えた後半は、鍛えてきた展開ラグビーから4トライを奪取。試合を観戦した安藤コーチも「選手の頑張りで勝ち取った勝利。少しでも役に立てたらうれしい」と目を細めた。

 タックルをしないタグラグビーの経験者は8人いるが、15人制となると、ほぼ全員が高校から。佐藤監督も「安藤さんたちの指導で選手の目の色が変わった」と成長を手に感じながらつかんだ花園切符だ。中学時代はサッカー部の渡辺は「花園はすごい人たちばかりが出てくる舞台だけど、行くからには1つ勝ちたい」と決意。県王者のタイトルを自信に変え、さらに成長し続けて大舞台を踏む。(遠藤 洋之)

最終更新:11/12(月) 7:10
スポーツ報知

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