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眞島秀和、カメレオン俳優の極み 人間の体を得たカラスを熱演

11/10(土) 18:43配信

オリコン

 ドローンによる撮影が当たり前になった昨今、ドローンを使うことに徹底的にこだわったドラマが誕生した。NHK・BSプレミアムで10日に放送される『カラスになったおれは地上の世界を見おろした。』(後10:00~11:29)。ドローンで撮影する必然性を求めて、頭をひねった脚本兼演出家が思いついたのが“カラスの目線”。カラスになってしまった男の物語だ。

【場面写真】ドローンカメラによる空からのまなざし

 ITベンチャーの経営に成功した主人公・坂口雅彦は、派手なパーティーからの深夜の帰り道、路上で眠り込んでしまう。ふと目を開けると一羽のカラスが日本語で話しかけてきた。「オレと体を交換しないか?」。夢に違いないが面白そうだ。快諾した雅彦は再び眠りの中へ…。そして朝、目が覚めたとき、雅彦の体はカラスになっていた!

 ドローンに搭載したカメラで“カラスが見ている世界”(のイメージ)を再現。カラスになった男は上空からいったい、何を見るのか…。そこで目にしたのは自分を裏切る部下や妻、自分は何も気づいていなかった息子の隠された姿だった。カラスになったのには、何か深い理由があるんじゃないだろうか? 雅彦が得たカラスの目は、やがて、隠された謎を探り出してゆく…。

 雅彦(カラスになってしまう男)を演じるのは、俳優の眞島秀和。本作では、本来の雅彦としてのシーンもあれば、中身はカラスの雅彦を演じながら、中身は雅彦のカラスと会話するという、複雑な芝居が求められた。同様に本来のカラスの声と、中身は雅彦のカラスの声をアフレコで演じ分けた。

 眞島は、李相日監督の映画『青chong』(1999年)に主演で俳優デビュー。NHKスペシャルドラマ『海峡』(2007年)、WOWOW『なぜ君は絶望と闘えたのか』(10年)で評価を得た。刑事ドラマに、刑事役でレギュラー出演することもあれば、事件の被害者や加害者、その他でゲスト出演することも多数。今年は、『隣の家族は青く見える』(フジテレビ)でゲイ役、『おっさんずラブ』(テレビ朝日)でも四角関係の一角を担った。連続テレビ小説『半分、青い。』には耳鼻科の医師役でたった2話だけのポイント出演。10月期の連続ドラマ『駐在刑事』(テレビ東京)には、悪役フラグ立ちまくりの政治家役でレギュラー出演している。

 テレビドラマだけでなく、舞台、映画と幅広く活躍している眞島が、ついにカラスまで演じるとは、カメレオン俳優の極み。面目躍如の本作は眞島の代表作の一つになるに違いない。

最終更新:11/12(月) 12:25
オリコン

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