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J2福岡POから下克上 日本一ホークスに続け

11/10(土) 11:50配信

西日本スポーツ

 J2の6位で自動昇格が絶望的なアビスパ福岡は11日に21位のロアッソ熊本と対戦する。福岡U―18(18歳以下)出身の鈴木惇主将(29)はプロ野球でパ・リーグ2位から日本一になったソフトバンクに続き、J1チームをプレーオフ(PO)で破っての“下克上”達成へと狙いを切り替えた。

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 J2優勝は消滅したが悔やむ暇はない。「まだ昇格のチャンスはあり、もう一度、前を向いて戦うしかない。日本一になったホークスの流れに乗れれば」。福岡育ちの鈴木主将が目を向けたのは、パ・リーグ2位から日本一になったソフトバンクの“下克上”。数字上可能性を残す自動昇格を狙いつつ、J1参入プレーオフ(PO)からの昇格も頭に描いた。

 J1昇格POを制した2015年のシーズン終盤で8連勝したように、短期決戦に向けて重要なのは勢い。ましてや今季リーグ戦でのホーム最終戦が九州ダービーとあって、鈴木は「常に前向きな言葉を掛けてきてくれたサポーターに、1年間の感謝をプレーで示す」と必勝を期す。

 プレースキッカーの鈴木にとって恩返しの一つがセットプレーでの得点だ。188センチの長身FWウェリントン(現J1神戸)が在籍していた昨季までは強みになっていたが、今季は不発。9月16日の千葉戦で駒野のFKに吉本が頭で合わせた2点目が最後で、鈴木が蹴ったセットプレーではFKを直接決め、CKからもアシストした7月15日の讃岐戦を最後に18試合も得点できていない。

 「チャンスすらつくれず責任を感じている。中で待つ仲間が半信半疑で飛び込むような球ではなく、安定したキックを蹴らないと」と、持ち味の正確性を取り戻すよう、練習中に何度も感触を確かめていた。

 原則として4位以内に食い込めば、J1参入POの初戦をホームで迎えられる。4位横浜FCとは勝ち点差4と厳しい状況にいるが、井原正巳監督は「どう戦うか試される2戦。二つとも勝ち、優位な状況でPOに臨みたい」と前を向いた。残り2戦で昇格への下地をつくる。

◆昇降格

 J2からは上位2チームがJ1へ自動昇格し、J1の17、18位が降格。J1の16位とJ2の3~6位がJ1参入POに回り、勝者が来季J1でプレーする。J2は残り2試合。数字上は6位福岡まで自動昇格の可能性が残る。しかし3位町田はJ1基準のスタジアムがないため、順位にかかわらず昇格できない。町田が2位以内に入った場合は自動昇格は1チームだけとなり、J1からの降格は18位だけで同17位がPOに回る。町田が3~6位の場合は、町田を除くJ2の3チームとJ1の16位でPOを戦う。

西日本スポーツ

最終更新:11/10(土) 11:50
西日本スポーツ

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