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日本放送局の突然のBTS出演取り消しが全世界に日本の「戦犯行為」を知らせた

11/10(土) 7:55配信

ハンギョレ新聞

CNNやBBCなど「防弾少年団の出演取り消し」を相次いで報道 日帝強占期に悪化した反日感情も集中的に報じる 強制徴用問題も取り上げ「戦犯行為」を紹介

 世界の主要メディアが人気アイドルグループ「防弾少年団」(BTS)の日本音楽番組への出演が取り消されたニュースを相次いで報じた。海外メディアらは、防弾少年団のメンバーが「光復節(日本植民地支配からの独立記念日)Tシャツ」を着ていたという理由で、出演が取り消された事実と共に、日帝強占期(日本の植民地時代)の状況まで詳細に報道し、日本の戦犯行為を世界に知らせる起爆剤となっている。

 米国のCNNや英国のBBC、中東の「アルジャジーラ」など、主要海外メディアは9日、日本の「ミュージックステーション」への出演取り消しを相次いで報じた。

 これに先立ち、日本のあるメディアがグループのメンバーびジミンがかつて原子爆弾が爆発する写真と独立に関する内容が書き込まれたTシャツを着ていると報じたことを受け、反韓感情を意識して、防弾少年団の出演を急遽取り消した。

 CNNは同日、「原爆シャツに対する憤りによりBTSの日本公演がキャンセルされた」という見出しの報道で、「過去メンバーの一人が着ていたTシャツのデザインが議論になり、放送局が所属会社に着用した意図を尋ねるなど協議を行ったが、結局、出演が取り消された」と説明した。さらに「戦争をめぐる日本と韓国の歴史は、両国にとって非常に敏感な問題」とし、「数百万の韓国人が日本の占領により苦痛を経験しており、日本が第二次世界大戦の末期、広島と長崎への原爆攻撃を受け、撃退された後、解放された」と付け加えた。

 BBCは防弾少年団の出演取り消しのニュースと共に、日本の強制徴用労働者問題まで言及し、最近、韓国最高裁(大法院)の強制徴用賠償判決後に冷え込んだ韓日関係についても取り上げた。

 「アルジャジーラ」は「メンバーのジミンが昨年8月15日、韓国の光復節を記念するために着ていたシャツに、日本の一部のファンが反発し、議論になった」としたうえで、「日本と韓国の関係は1910~1945年の日本の残忍な朝鮮半島支配をめぐる紛争で、悪化し続けている」と説明した。

 韓国の芸能人が「反日をめぐる議論」で被害に遭ったのは、昨日今日のことではない。歌手イ・スンチョル氏は光復節を迎え、独島(日本名・竹島)で「統一ソング」を発表してから、突然日本への入国を拒否された。2011年、日本ドラマに出演した俳優のキム・テヒ氏は、過去に「独島を愛するキャンペーン」に参加したという理由で、保守派団体から「ドラマ放映を中止せよ」という抗議を受けた。これは当時、韓国と日本で話題になったが、すぐに収まった。

 しかし、防弾少年団は世界で多くのファンを持つ最も話題のスターだ。ユーチューブのアクセス数は32億ビューを超えており、最近、米ニュース週刊誌のタイム誌に防弾少年団が「次世代リーダー」として紹介されると共に、表紙も飾った。防弾少年団のファンは、彼らの歌詞やミュージックビデオのシーンまで分析し、オンラインに掲載して、共有するほど積極的だ。日本の放送への出演が急遽取り消された問題は、世界のファンが日帝強占期に日本が犯した蛮行を新たに知る契機となった。日本のテレビ局の勇み足が日本の戦犯行為を全世界に知らしめ、「自縄自縛」に陥る結果となったという指摘もある。

オク・ギウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:11/11(日) 14:04
ハンギョレ新聞

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