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創作へ「希望持った」 北日本児童文学賞表彰式、最優秀・緒久さん意欲

11/10(土) 11:13配信

北日本新聞

 第16回北日本児童文学賞の表彰式が10日、北日本新聞社で行われ、「耳かき大はんじょう」で最優秀賞に選ばれた緒久(おく)なつえさん(65)=本名・石神悦子、横浜市、アルバイト=に記念盾と副賞50万円を贈った。緒久さんは15年ぶりに書いた児童文学作品での受賞に「希望を持つことができた。またゆっくり、こつこつと書いていきたい」と喜びを語った。

 北日本児童文学賞は子どもの夢を育む物語の創造と作家の発掘を目指し、2003年に創設。児童文学作家の那須正幹(まさもと)さん(山口県防府市)が初回から選者を務めている。

 今回は国内外から483編の応募があり、宗孝文さん(富山大名誉教授)、伊藤真智子さん(日本児童文学者協会員)、呉羽長(すすむ)さん(富山大名誉教授)が地元選考に当たった。

 最優秀賞は、耳かき名人の「ばあちゃん」が主人公。耳かきが嫌いな老人や巨大な竜、十一面観音の耳を掃除する姿をユーモラスなタッチで描いた。

 式では忠田北日本新聞社長が緒久さんに記念盾などを手渡した。優秀賞に選ばれた「月に帰す」の小粒すずめさん(69)=本名・朝倉まさ子、千葉県、主婦=と、「お母さんの鞄(かばん)」の立岩由子さん(55)=本名・池本由子、東京都、主婦=には記念盾と副賞10万円を贈った。

 宗さんが選考経過を説明し、那須さんが講評。「耳かき大はんじょう」について、「耳かきという日常的な動作をここまで膨らませた作者の才能に脱帽した」と語った。

 表彰式後、富山市立図書館で那須さんの代表作「ズッコケ三人組」シリーズ40周年を記念した講演会もあった。

北日本新聞社

最終更新:11/11(日) 0:43
北日本新聞

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