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小型カプセルの回収成功=ISSから試料持ち帰る―JAXA

11/11(日) 6:17配信

時事通信

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日午前6時24分、国際宇宙ステーション(ISS)の実験試料を持ち帰る小型カプセルを、無人補給機「こうのとり」7号機から放出した。カプセルは大気圏に再突入し、約40分後に南鳥島沖の太平洋に着水。JAXAが同10時25分、船で回収に成功した。

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 これまでISSからの物資回収は米国やロシアに限られており、日本が回収するのは初めて。

 こうのとりは大気圏再突入で燃え尽きる一方、カプセルは石川県沖から伊豆半島上空を通り、パラシュートを開いて南鳥島の南南東約660キロに着水した。

 カプセルは直径約84センチ、高さ66センチの円すいに似た形状。内部にタイガー魔法瓶(大阪府門真市)が開発した真空二重容器(容積30リットル)が入っている。カプセル表面は大気圏突入時に約2000度に達するが、容器が内部の試料を高温や衝撃から守る。

 今回は日本実験棟「きぼう」で実験を行ったたんぱく質試料などを、ISSに滞在中の宇宙飛行士が保冷剤とともに容器内に収納した。 

 こうのとりは9月23日、鹿児島県・種子島宇宙センターで打ち上げられ、同28日にISSにドッキング。生鮮食料品や実験試料、ISSで使う日本製の大型リチウムイオン電池などを届けた。

 ISS内の不要品などを積み込み、今月8日にISSから分離。大気圏再突入に向け、徐々に高度を下げていた。

最終更新:11/11(日) 12:34
時事通信

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