ここから本文です

手作り「ウェルカムオブジェ」でおもてなし

11/11(日) 11:24配信

長崎新聞

 東彼東彼杵町で13日に開かれる「全国鯨フォーラム2018東そのぎ」を前に、町と鯨文化の関わりや歴史を伝える企画展が9日、彼杵宿郷の歴史民俗資料館で始まった。入り口には町民の溝上勉さん(81)と浜野孝博さん(73)による手作りの「ウェルカムオブジェ」が飾られ、ユーモラスな表情で来場者を出迎えている。15日まで。
 フォーラムは、捕鯨や鯨食文化の普及促進を目指し、「捕鯨を守る全国自治体連絡協議会」の加盟自治体で毎年開いている。県内で開くのは前身のイベントを含め4回目。
 フォーラムへの機運を盛り上げ、町内外から訪れる来場者におもてなしの心を伝えようと、まちづくり活動に熱心な浜野さんが、木工が得意な溝上さんに鯨をモチーフにしたオブジェ制作を依頼した。
 胴長で丸みを帯びた鯨の体を表現するため、溝上さんが選んだ原材料は松ぼっくり。周りを紙粘土で固めた後、色塗りと乾燥を数回繰り返し、針金製の台座につり下げた。適度に軽い材質のため、手で触れたり、風が吹いたりすると鯨が揺れる仕組み。
 20個ほどを町に寄贈し、企画展の入り口などに置いてもらった。中身の松ぼっくりの形や大きさによって表情が異なり、目にした来場者も「かわいい」と目を細めていた。
 企画展は、鯨肉の流通拠点として発展した町の歩みをパネルで解説。解体に使用された道具に加え、ニタリクジラの頭部骨格標本、鯨の歯や骨を使った工芸品も並んでいる。
 フォーラムは13日午後1時半から、彼杵宿郷の町総合会館文化ホール。9月にブラジルで開かれた国際捕鯨委員会(IWC)総会の議長で、東京海洋大教授、森下丈二氏の基調講演や「鯨の多面的活用と地域づくり」と題したパネルディスカッションがある。企画展とフォーラムはいずれも入場無料。

最終更新:11/11(日) 11:27
長崎新聞

あなたにおすすめの記事