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廃校活用「アートビレッジ・シラキノ」始動

11/11(日) 11:30配信

長崎新聞

 文化芸術を核とした廃校活用の滞在型交流拠点施設「アートビレッジ・シラキノ」(南島原市南有馬町、旧白木野小)の取り組みが動き始めた。東京の版画家ら3人が今月初旬から12月中旬まで、創作活動をしながら地域と交流。今月11日はアトリエ作業を公開するほか、10日~12月2日に初の作品展を開く。
 滞在するのは、河原正弘さん(47)、宮嶋結香さん(33)、鈴木理恵さん(26)。画家の作品を版にして印刷する「摺師(すりし)」で、東京で版画工房を経営する河原さんが主に工房の整備、2人が創作を担う。6日は河原さんが市に寄贈した鉄製量産型プレス機のプロトタイプ(1965年製、重さ約600キロ)を搬入し、他の機材も運び込んだ。
 前日に南島原入りしていた河原さんと宮嶋さんがこの日、市役所を訪ねて松本政博市長にあいさつ。河原さんは「今後利用する作家たちが創作に専念できるよう、使いやすい工房を整えたい」、宮嶋さんは「東京ではアトリエにこもって作業する人が多いが、部屋数も多くて広い。卒業生の思い出が詰まった空間やきれいな自然環境から良いインスピレーションが得られそう」と意欲を述べた。
 「アートビレッジ・シラキノ」は、市が2015年に閉校した旧白木野小校舎にギャラリーや居室、工房などを整備した。芸術家を招いて創作などしてもらう「アーティスト・イン・レジデンス」や一般客向けの滞在型アトリエがあり、当面は主に版画分野で活用。今回はモニター事業で来年度から本格運用する。

最終更新:11/11(日) 11:30
長崎新聞

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