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安倍首相、ロ大統領と北方領土協議へ=シンガポールで会談

11/11(日) 7:25配信

時事通信

 安倍晋三首相はアジア太平洋の各国・地域の首脳が集う一連の国際会議に合わせ、14日から5日間の日程でシンガポール、オーストラリア、パプアニューギニアを歴訪する。

 最初の訪問国のシンガポールではロシアのプーチン大統領との会談を予定しており、北方領土問題を進展させられるかが最大の焦点となる。

 首相は11~15日にシンガポールで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議、17~18日にパプアニューギニアで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議にそれぞれ出席する。

 北方領土をめぐっては、首相が9月にロシア・ウラジオストクを訪れた際、プーチン氏が公開会合で突然、前提条件なしに平和条約を年内に結ぶことを提案。領土問題を棚上げする姿勢を示した。首相は直後の柔道大会観戦の席で、プーチン氏に「受け入れられない」と回答している。

 首相は帰国後、プーチン氏の提案を「平和条約締結への意欲の表れ」と前向きに捉え、シンガポールを含めて年内に2回想定する首脳会談で領土交渉を前進させるとの意欲を見せている。だが、プーチン氏は領土で譲歩する態度を一切見せておらず、厳しいやりとりになる可能性もある。

 一連の会議には中国の習近平国家主席と李克強首相も出席する見通し。安倍首相は日中関係改善の流れを軌道に乗せる好機とみて、両氏との会談を調整している。韓国の文在寅大統領も参加するが、元徴用工問題をめぐり「国際法違反状態の是正」に向けた動きがないため、日本政府内では日韓首脳会談見送り論が強まっている。

 安倍首相は豪州ではモリソン首相と会談し、安全保障協力の強化を確認する。日豪首脳会談や一連の国際会議では「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現を訴えたい考えだ。 

最終更新:11/11(日) 7:31
時事通信

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