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鳴門海峡の潮流速度を調査 渦潮の世界遺産登録目指し

11/11(日) 10:30配信

神戸新聞NEXT

 鳴門海峡で10日、潮流の速度調査があった。「鳴門の渦潮」の世界遺産登録に向けた調査の一環で、秋の大潮のタイミングに合わせて淡路県民局(兵庫県洲本市)が実施。鳴門海峡で渦潮ができるメカニズムに関わるデータを本年度中にそろえ、来年度以降、世界遺産登録に向けた資料作成に取りかかる。(西井由比子)

 渦潮は潮の干満が引き起こす現象。鳴門海峡では、瀬戸内海側と太平洋側の水位差、海底の複雑な地形などさまざまな要因が絡み合い、大きく流れの速い渦が発生する。大潮の際の渦の直径は最大30メートル、流速は時速20キロに達するといわれ、渦の大きさは世界でも最大規模とされる。

 この日は、超音波測定器をへりに取り付けた小型船が、1時間にわたって海峡を航行。潮流の中心部と周辺部を行き来し、データを収集した。中心部と周辺部で生じる速度差は、渦をつくる要因の一つ。あいにく調査時間中に大きな渦は確認されなかったが、小さな渦は次々と発生し、うねる波が小型船を左右に揺らしていた。

 収集したデータは今後、調査会社が分析。県民局は並行して海底の地形、地質などの調査を進め、昨年度から進めている鳴門の渦潮の形態、発生メカニズムに関わるデータをまとめる。

 来年度は海外の渦潮調査に乗り出す計画。

最終更新:11/11(日) 10:43
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