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校長「卒業全てではない」 不登校最多、風潮変わりつつ

11/11(日) 7:24配信

朝日新聞デジタル

 昨年度に全国で不登校の小中学生は約14万4千人、小中高校などが把握したいじめは約41万4千件で、ともに過去最多だったと文部科学省が発表した。解釈や、学校現場の意識の変化の影響が指摘される一方、低年齢化を懸念する声もある。(円山史、宮坂麻子、上野創)

【写真】学校の把握したいじめの件数と主な内容


■学校以外の学びの場、選択肢に

 小中学生の不登校はこの5年間、増加を続け、今回の文部科学省の調査で、過去最多の14万4千人(2017年度)。中学生より小学生の増加幅が大きく、小学生の不登校は1千人あたり5・4人で10年前に比べて1・59倍になった。

 中部地方の公立小で校長を務める50代の男性によると、かつての勤務校で、不登校になった後、フリースクールなどを経て、高卒認定試験を受ける子もいた。以前は、学校へ戻すことが良いとされたが、今はそんな時代ではないと思う。「学校卒業が全てではない。子どもの幸せが何かを考えながら、フリースクールなど学校以外の選択肢があることも、担任と話し合いながら提案していきたい」

 17年に教育機会確保法が施行されたこともあり、学校以外の学びの場や居場所が選択肢の一つとして広がってきている。

 通信制高校「N高」を運営する角川ドワンゴ学園(沖縄県)は来春、「N中等部」を開校する。学校教育法上の学校ではないが、大学入試を見据えた先取り学習、問題解決や対人関係の力を身につける学習などが注目され、開校発表から約1カ月で問い合わせなどは約800件に。大半が不登校生の保護者からだ。反響の大きさに、東京都内のキャンパスの定員を40人から150人に広げ、大阪にも開校することにした。

朝日新聞社

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