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<講演>罪を犯した人の更生 「理由や背景」周りが考えて

11/11(日) 10:52配信

毎日新聞

 罪を犯した人の更生を考える講演会が10日、高松市内であった。今年3月に受刑者専用の求人誌「チャンス」を発刊するなど採用、教育を支援する「ヒューマン・コメディ」(東京都)の三宅晶子社長(47)が講演し、「悪いことをするには本人なりの理由や背景がある。それを周りの人や社会が考えられるとよいのではないか」と呼びかけた。【岩崎邦宏】

 講演会はNPO法人「自立準備ホーム香川・止まり木」(高松市)が主催。更生保護の関係者らが参加した。

 新潟市出身の三宅さんは中学時代から非行を繰り返し、高校を退学。その後、23歳で早稲田大に入学し情報通信会社に勤めたが、刑務所を出た人が再犯をする現状を知り、2015年にヒューマン・コメディを設立した。

 刑務所や少年院にいる人を直接支援しようと考えてチャンスを制作し、最新号には15社の求人情報を掲載。受刑者に直接送付したり、全国の刑務所や少年院に置いてもらったりしてこれまでに16人の採用が内定し、2人が仕事を始めた。

 三宅さんは「本人が強い覚悟で努力し、過去を価値に変えていくしかない」と強調。その上で「受刑者を企業につないでいるが全然足りない。(チャンスの)掲載企業を増やし、教育支援も考えたい」と話した。

最終更新:11/11(日) 10:52
毎日新聞

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