ここから本文です

黄金期だ!川崎、C大阪に敗戦も広島“お付き合い”黒星で連覇

11/11(日) 7:00配信

サンケイスポーツ

 明治安田J1第32節最終日(10日、ヤンマースタ ジアム長居ほか)「明治安田生命Jリーグ」は、川崎の2連覇が決まった。敵地でC大阪に1-2で敗れ、勝ち点63から上積みできなかったが、2位広島も仙台に0-1で負け、残り2試合で勝ち点7差が変わらなかった。2連覇は2012、13年の広島以来。2試合以上残しての優勝は10年の名古屋以来となった。チーム最年長38歳のMF中村憲剛は「黄金期」到来を宣言した。

 スタッフからの知らせを待つ時間が、長く感じられた。川崎は敵地でC大阪に敗れ、優勝の行方は同時刻進行の2位広島の結果次第となった。ベンチの動きに目を凝らしていたMF中村は広島の負けを確認すると、大きくうなずいて一つ手をたたいた。

 「勝って当たり前という苦しさをはねのけた。それは評価したい。(負けての優勝決定は)詰めなきゃいけない伸びしろの部分」

 0-1の後半45分にMF家長のPKで同点に追いついた。そのままリーグ連覇を決めたかったが、同ロスタイムに再び失点。それでも、チーム最年長38歳はシーズンを通しての強さに堂々と胸を張った。

 若手の台頭を実感した1年だった。鬼木達監督(44)が転機に挙げたのは、2-1で勝利した5月12日の第14節・柏戦。当時チームはシーズン唯一の連敗中。首位広島との勝ち点差は最大の13に開いた。「チームの針がどっちに振れてもおかしくなかった」。その試合で、今季初出場で24歳のMF鈴木が決勝ゴールを奪う。息を吹き返し、4連勝と追撃に入った。

 中盤の要、MFエドゥアルドネットがW杯中断期間に名古屋へ移籍。その穴を大卒ルーキー守田が埋め、9月にはA代表初選出された。FW小林が故障で離脱しても、23歳のFW知念らが出てくる。中村は「誰が出ても結果を残せるチームになった」。紅白戦では主力組が控え組にボールを回されて圧倒される場面すらある。リーグ最少失点を誇るDF陣と練習から張り合うことで、若手は1対1の強さ、巧さを身につけた。

 万年2位で「シルバーコレクター」と呼ばれた一昨年までの姿はない。中村は「これがフロンターレの日常になるようにしていきたい」と黄金期の到来を宣言。連覇の重圧に打ち勝った王者は来季、さらなる高みを目指す。

あなたにおすすめの記事