ここから本文です

小野よ常識打ち破れ!阪神・矢野監督「思っているより上の目標持て」

11/11(日) 7:00配信

サンケイスポーツ

 阪神安芸秋季C(10日、安芸)常識、打ち破れ!! 阪神・矢野燿大監督(49)が第3クール初日の10日、来季3年目の小野泰己投手(24)に15勝を指令した。今季7勝の右腕は常識なら来季目標は2桁勝利となるが、今キャンプで初めてブルペンの打席に立った指揮官は「思っているより上の目標を持っていけ」と猛ゲキを飛ばした。

 おもむろにネットをめくり、白線で仕切られたかつての“戦場”へ足を進めた。矢野監督がバットなしでキャンプ初めてブルペンの打席に立ち、小野がみせた内角への厳しい攻めに何度もうなずいた。投球後、虎将が説いたのは常識を破るような心構えだ。

 「(会話は)どういうところを目指してんのかな、とかさ。(小野が)まあ、自分でどれくらいのレベルを目指していくのか、というのが俺はすごい大事と思っているからね」

 今季7勝7敗、防御率4・77の小野は、岩貞と並ぶ23試合に先発してローテーションを支えた。ルーキーだった昨季2勝(7敗)から成長し、この日はプロ3年目への覚悟を指揮官に投球で示した。

 その直後だ。矢野監督がマウンド横へ歩み寄り、直接話しかけた。「ゾーンで勝負していっていいんじゃないか? (来季の)勝ち星は10勝じゃなく、15勝。もう一つ、思っているより上の目標を持っていけ」。常識破りとも受け取れる猛ゲキだった。

 これまで7勝が最多の若虎にも、2桁勝利を目指すような志は求めない。最下位に沈んだチームを上へと押し上げるには、“等身大”ではダメ。自身のなかにある常識をも打ち破るような姿をみせてほしい-。その思いは小野に限らず、11日の紅白戦でしのぎを削る若虎全体へのメッセージだ。

 「一番はチャレンジをしないことが、俺は選手の成長を止めると思っている。もちろん結果も出た方がいいんだけど、まずはチャレンジしてほしい。いろんなことに」

 小野も懸命に成長を目指し、高校時代に投げていた縦スラをプロで“解禁”するためにブルペンで熱投。指揮官の言葉を受け止め、紅白戦の先発に向けて「ど真ん中真っすぐでもいいという気持ちでゾーンで強い球を投げていきたい」と気合をみなぎらせた。

 限界は決めさせない。指揮官は自身が抱く大志をチームに浸透させ、逆襲への足固めを進めていく。

最終更新:11/11(日) 10:01
サンケイスポーツ

あなたにおすすめの記事