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菜七子、1番人気馬で初連勝 重賞初制覇へ弾み

11/11(日) 6:00配信

スポニチアネックス

 福島記念に弾みをつける勝利だ。藤田菜七子(21)が10日、福島3Rを単勝3・2倍のミリオンゲーム(牝2=奥村武)で好スタートから逃げ切り、今年22勝目を挙げた。4日の福島1R、単勝1・3倍のハンサムリーでの勝利に続き、自身初となる1番人気馬での連勝となった。11日は福島記念(G3)のトミケンスラーヴァ(牡8=竹内)に騎乗し、史上初となるJRA女性騎手による重賞制覇を目指していく。

 真骨頂だ。3Rのゲートが開くと、6番枠のミリオンゲームが抜群のスタートを切った。「ゲートを出るのは馬の仕事」と捉える菜七子。鞍上が思わずのけ反るほどの勢いでハナへ。ならば、そこからはジョッキーの仕事だ。4F目には12秒台のラップで息を入れ、馬群をコントロール。最後はきっちり首差残してゴール。菜七子は「枠も内だったし、ハナに行くつもりで出した。最後は苦しくなったけど、よく頑張ってくれた」と汗を拭った。

 3年目の現在、菜七子に対する関係者評は「スタートが上手なジョッキー」が大半。「実はスタートが速い馬ってゲートの中でうるさかったりする。出そうとするとタイミングが合わないことも多い。とにかく馬の邪魔をしないようにしている」とスタート論を語る菜七子。全42勝中17勝を逃げ切りで決めているのは、減量の恩恵だけではない。

 明確な武器が認知され始め、第3場では人気馬の依頼も増えてきた。ハンサムリーで逃げ切った前回Vに続き、連続1番人気で自身の連勝を決めた。過去22回騎乗した1番人気で3勝と勝ち切れないイメージもあったが、それも払拭(ふっしょく)しつつある。

 福島記念で騎乗を依頼した竹内師もその“スタートセンス”を買ってのもの。菜七子は「勝ちたいのはもちろんだけど、特に意識しないよう、いつもの一鞍と同じように頑張りたい」と平常心。土曜は6Rでも4番人気馬(アポロアミ)を2着に導くなど手綱さばきはさえている。自身9度目の重賞で好スタートを切れば、JRA女性騎手初の重賞勝利も夢ではない。

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