ここから本文です

最年長Mリーガー・前原雄大「あらゆる仕事を断り、Mリーグ1本に絞る」理由/麻雀・大和証券Mリーグ

11/11(日) 11:04配信

AbemaTIMES

 前原雄大、61歳。1981年に設立された日本プロ麻雀連盟の1期生であり、四半世紀を超えた2018年現在も同団体の最高峰タイトル・鳳凰位の座に君臨(第12、25、33、34期と4度目)。「雄大」の名付け親は、親交のある無頼派作家、伊集院静氏であり、その堂々たる存在感は、名は体を表すまさに生ける伝説である。

 竹書房から発売されている「麻雀プロMリーグ選手名鑑」には「自分以外で一番強いと思う雀士」という項目があるのだが、Mリーガー21人中8人が前原雄大の名を挙げている。ちなみに前原は「自分以外で一番強いと思う雀士」をKONAMI 麻雀格闘倶楽部に所属する佐々木寿人(連盟)と明記している。

 後輩達からも目標とされ続けてきた前原は、ドラフト指名を受けた折「麻雀人生、もうそんなに長くはないだろう。最年長として何が出来るのか」と考えていた。前原以外のMリーガーは20代1人、30~40代が最も多く、50代1人。「日々の稽古に費やした以上のものは出せない。Mリーグという舞台でうまく踊ろうとするのではなくて、踊るために日々をどう過ごすのかを伝えられたらいい」。これが前原が行き着いた役割であり思いだった。

 前原は現在、原稿依頼等もすべて断って、Mリーグ1本に集中している。「幸いなことに鳳凰位として連覇中なんで、24時間Mリーグのことばかり考えられている」とし、対戦カードもすべて采配する。「試合に関しては、最初の方でコケちゃったんで、途中で戦略を変えて、不調だった寿人にあえて4連投を託しました。それで国士無双をアガれたんでよかったんじゃないかな」とし「やっぱりエースは寿人だから、エースにきちんと投げてもらわないとしょうがないということ。対局ローテーションでは楽な道を選ばない」とチーム名通り、格闘の場から逃げることは断じてない。

 実際、チームの紅一点、高宮まり(連盟)にもバースデー登板で連投させ、7戦目にして初トップをもたらしている。「高宮には素直さとおおらかさがある」と目を細め「“きちんとアガってきちんと放銃”が我々のテーマなんで、高宮にも自由に打てと言ってます」と攻めの姿勢を貫くつもりだ。

 前原にとって佐々木は息子、高宮は孫のような存在。「寿人や高宮や他の選手はこれから先も時間がある。僕の場合はもうそんなに時間は無いので、日々を稽古に費やすだけ」とし「私はグランパとして、ファミリーで一所懸命やっている感はありますね」とふたりのさらなる成長をも見守る。「なんのために麻雀を打つのか」。グランパは生き様そのもので伝えるべく、黙々と稽古を積み重ねていく。【福山純生(雀聖アワー)】

1/2ページ

最終更新:11/11(日) 11:04
AbemaTIMES

あなたにおすすめの記事