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ソフトB本多コーチ始動 新ユニ間に合わず背番は「46」のまま

11/11(日) 11:55配信

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの本多雄一1軍内野守備走塁コーチ(33)が10日、宮崎市の秋季キャンプに合流し、指導者デビューした。同日の就任会見では、今季まで現役でユニホームに袖を通していた「現役感覚」を強みに、韋駄天(いだてん)の後継者を育てる意欲を強調。これまでの愛称「ポンちゃん」からの“卒業”も宣言した。3年連続の日本一を目指し、今季リーグ5位の80盗塁に終わったチームを「走れるホークス」に変貌させる。

【写真】引退する本多の三塁打にホークスベンチは総立ち

 背番号は現役時の「46」のままながら、本多内野守備走塁コーチとしてアイビースタジアムに姿を現した。慣れない初ノック時には「ごめんな」と苦笑いする場面もあったが、走塁面なども含めて、熱血的な指導を約7時間にわたり展開。「走れるホークスをつくりたい思いでいっぱい」。通算342盗塁を誇る男は、工藤監督から期待されている「走塁改革」へ強い決意を示した。

 今季限りで現役を引退。当然、指導者の経験はない。だからこそ「コーチと選手の感覚は違う。でも(現役の感覚を)覚えているうちに、一緒に汗を流して、会話をしながら、ともに成長もできればいいと思う」と「現役感覚」の強みを生かしていくつもりだ。

 今季チームはリーグ5位80盗塁に終わった。増加の鍵には「対話重視」を掲げる。チームのポテンシャルの高さは自覚している。主力の柳田や上林はもちろん、ホークスには2軍にも俊足を持つ選手が多い。

 「一人一人の走力は高いが、試合の中で発揮しないと意味がない。力を発揮できるよう一人一人の気持ちを知り、背中を押せるようにサポートをしたい。時にはギャンブル的なスタートも必要。一緒の気持ちになって指導していきたい」。過去2度の盗塁王に輝いた自身の経験を踏まえ、選手との対話を重視しながら指導に取り組む考えだ。

 今キャンプ中は新たな背番号「80」のユニホームが間に合わないため、現役時のまま指導する予定だ。スタンドから「ポンちゃん」と声が飛んだが、「ファンの方が呼びたい名前で呼んでいただければ」とした上で「もうポンちゃんは…。コーチの立場としてモヤモヤします…」。感謝しつつも、やんわり“卒業”を希望している。

 そんな親近感のある存在だからこそ工藤監督の期待も大きい。「選手に近いので、選手の気持ちになってレベルアップにつなげてほしい。明るい選手だったし、声をかけてもらいながらやってほしい」とうなずく。3年連続の日本一を支えるため「本多コーチ」が新たな一歩を踏み出した。

西日本スポーツ

最終更新:11/11(日) 12:02
西日本スポーツ

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