ここから本文です

マイケル・ムーア監督が暴く、トランプ大統領誕生の“ナゼ”

11/11(日) 6:40配信

ニッポン放送

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。

シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。今回は、現在公開中の『華氏119』を掘り起こします。

マイケル・ムーアが再び吠える! 今度のターゲットは、ドナルド・トランプ!!

2016年11月8日。アメリカでは、民主党のヒラリー・クリントン候補と共和党のドナルド・トランプ候補によるアメリカ大統領選挙が行われました。当時、ニューヨーク・タイムズが出した勝率は、ヒラリー候補が85%なのに対し、トランプ候補は15%。国民の大半がヒラリー候補の勝利を確信しているなか、事件は起こったのです。

開票中盤から風向きが一転し、勝利宣言したのは、なんとドナルド・トランプ。その結果に世界中が驚いたのは記憶に新しいところですが、実はマイケル・ムーア監督は大統領選前からトランプの勝利を予言していました。

『華氏119』は、アメリカ銃社会に風穴を開けた『ボウリング・フォー・コロンバイン』やアメリカの医療問題を取り上げた『シッコ』などで知られる、マイケル・ムーア監督の最新作。ユーモアを交えたアポなし取材を売り物に、アメリカが抱える闇を追求する…という、新たなドキュメンタリー映画のスタイルを築いた彼が、アメリカ合衆国第45代大統領ドナルド・トランプを題材にしたドキュメンタリーを完成させました。

タイトルの『華氏119』とは、トランプの大統領当選が確定した2016年11月9日に由来するもの。ムーア監督の代表作であり、ジョージ・W・ブッシュ大統領(当時)を痛烈に批判した『華氏911』と対になっている作品とも言えるでしょう。字幕監修にジャーナリストの池上彰氏が携わることで、日本人にも分かりやすく“アメリカの現在”を伝えています。

…と言うと、トランプ大統領をターゲットにした作品かと想像されるかと思いますが、実はそうではありません。本作がいちばん伝えたいことは、何故、トランプのような大統領が誕生せざるを得なかったかということ。医療健康保健の問題や自動車産業、学校での銃乱射事件などの問題を交えながら、ムーア監督独自の視点で“トランプのカラクリ”をあぶり出しているのです。

そしてその問題は、私たちにとっても、“自国を知り、そのためにどう行動すべきか”という命題を提示しているようでもあります。まさにいま、観るべきタイムリーな作品です。

映画『華氏119』

2018年11月2日からTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督・脚本:マイケル・ムーア
出演:ドナルド・トランプ、マイケル・ムーア
(C)2018 Midwestern Films LLC 2018
公式サイト https://gaga.ne.jp/kashi119/

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第512回】

ニッポン放送

最終更新:11/11(日) 6:40
ニッポン放送

あなたにおすすめの記事