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数が少ないなら太らせろ!ウナギ不足の秘策、2倍の大きさに「太化」!?

11/12(月) 17:30配信

MBSニュース

高嶺の花となっている「うな丼」が安くなるかもしれません。高知県での取り組みで、キーワードは「太化(ふとか)」。特殊な配合のエサを与えじっくり育てることで大きさは普通のうなぎの約2倍、しかも身はふっくらしていて脂っこくないといいます。ウナギの稚魚・シラスウナギが減っているなか、1匹の稚魚を大きく育て貴重な資源を守ろうという取り組み、ウナギの太化とはどのようなものなのでしょうか。

お得な?「太化」ウナギ

香ばしい香りが食欲をそそる、スタミナ満点の高級魚「ウナギ」。そのウナギを太くする「太化」と呼ばれる取り組みがあると聞き、辻憲太郎解説委員がやってきたのは高知県南国市。

Q.日本の太化の父と呼んでもよろしい?
「構いません」(高知県淡水養殖漁業協同組合 川村寛二組合長)
Q.日本のうな丼が値下がりするかもしれないカギを握る男?
「そうなんです」

3年前から「太化」に挑んできたのが、地元のウナギ養殖業者の川村さんです。一般的なウナギは250グラムほどですが、「太化」ウナギはというと…

「太い!確かに!並べてみますと一目瞭然ですね。通常サイズのものに比べますと、太化のほうはご立派!としか言いようがない」(辻解説委員)

太化ウナギの重さは約400グラム。食べられる部分は普通のウナギの2倍になります。気になる価格は普通サイズの蒲焼きが約2500円なのに対し、太化ウナギだと3000円。2食分あるのでかなりの割安です。

Q.3年前まで「太化」は誰も思いつかなかった?
「以前から偶然に太いウナギができることはあったんですけど、食べてもあまりおいしくないという評判が多かった。そこを発想の転換と養殖の仕方を変えることで切り替えてみたいと思った」(川村寛二さん)

エサと環境を工夫、じっくり育てる

通常ウナギの養殖期間は約1年ですが、「太化」ウナギの場合2年ほどかけてじっくり大きくします。

Q.エサの量も多め?
「逆にエサの量は控えめです。腹八分で、いっぱい食べさせずに控えめにしています」(川村寛二さん)

川村さんはエサの配合も工夫しました。エサに含まれるカルシウムを減らしタンパク質を増やすことで、骨が細く身はふっくらとしたやわらかなウナギになるといいます。

「ウナギは非常にストレスに敏感ですので、池の中でも水を濁らせてできるだけストレスがかからないように時間をかけてゆっくり育てる」(川村寛二さん)
「温室育ち、箱入りウナギ?丁寧に育てられたということなんですね!」(辻解説委員)

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最終更新:11/12(月) 17:30
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