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BTSの「原爆Tシャツ」騒動が起きても、韓流ブームが打撃を受けない理由

11/13(火) 9:01配信

ITmedia ビジネスオンライン

 「日本のファンを愛してます」とか言いながら、やっぱり裏ではそういうことかと怒りに震える方も少なくないのではないか。

「あれはあれで、しょうがないじゃん」という人が増えている

 韓国の人気グループ、バンタンこと防弾少年団(BTS)のメンバーが昨年、原爆のキノコ雲をデザインしたTシャツを着用していた件である。

 この画像がSNSで話題になったことを受け、『ミュージックステーション』(テレビ朝日)がBTSの出演を前日に急きょ中止したが、いわゆる「ネトウヨ」の皆さんの怒りは収まらず、過去にユニセフ協会に飛行船をあしらった看板を持って表敬訪問した画像などを用いて、「原爆の看板を持っていた」というデマまで流される事態に発展しているのだ。

 一方、Tシャツをつくったブランド側は、「反日的な意図はない」なんて調子で釈明をしているが、14万人の命を奪い、今も後遺症に苦しむ人たちがいる原爆の写真と、民衆がバンザイをしている写真を組み合わせている以上、どういう理屈をつけても原爆投下をポジティブに表現しているのは明白だ。また、BTSファンは、ファッションとして1回着用しただけで大騒ぎしすぎだと擁護しているが、他のメンバーが原爆をあしらったブルゾンを着用していた画像も出回ったり、ナチス風のステージ衣装が問題視されたりと、次々と新たな「不謹慎」が指摘されている。

 このようになんともしっくりこない「火消し」のせいもあって、ネトウヨの皆さんの怒りはさらにヒートアップ。近年の韓流ブームもこれで失速する、と見立てているメディアも出てきた。

 ただ、個人的には、これからどんなにBTSが日本の歌番組から追い出され、紅白歌合戦から締め出されたところで、韓流ブームにそこまで大きなダメージはないと思っている。

 「ブサヨク発見! こいつの過去の反日発言を洗い出して徹底的に攻撃しろ!」と鼻息が荒くなってしまうかもしれないが、そういうイデオロギーな話ではない。

 むしろ個人的には、あんなふざけたTシャツを着たグループなど二度と日本に来てくれなくていいとくらい思う。が、いくらその怒りをぶちまけたところで、それでBTSや韓流を支持する人たちの気持ちになんの揺らぎもないという「現実」がある、と申し上げたいのだ。

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