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銀行融資の「取上げ基準」を知ろう【第2回】 資金計画や資金使途について ~どんな計画なのか? なにに必要なのか?

11/13(火) 8:00配信

マネーの達人

資金計画 ~シナリオ・どんな計画なのか?

融資申込みをすると、銀行員から資金計画の提出を求められます。

資金計画とは「新規事業をはじめる」、「工場を新築する」といった新しい機会への挑戦という前向きな理由だけではありません。

通常の事業活動のなかで「経費節減のため生産ラインを縮小、そこで生じる一時的な売上減少に対するつなぎ資金」などの守りの理由も含みます。

つまり、

前向きな理由も後ろ向きな理由も含め、事業において何かを成し遂げるために、必要な資金に関するシナリオ
のことです。
 
計画は、事業資金融資申込みには必須です。

店頭に出向いてひとこと「貸して欲しい」ではダメなのです。

■銀行を「納得させる」筋書きになっているかがポイント

例えば、具体的に

(1) 計画の概要 「これからこんなことをする」

(2) 計画の効果、目的 「これをやれば、このように良くなる」

(3) タイムスケジュール 「そのために、いついつまでに」

(4) 資金使途 「これこれのためにこれだけの資金が必要になる」

(5) 資金調達が必要な理由 「だから貸して欲しい」

となります。

こうした説明がなければ銀行員・銀行を納得させることはできません。

納得させることができなければ融資を受けることもできません。
 
■資金計画なくして事業は動かない

資金計画の大事な点は、あくまで銀行から融資を受けるというところです。

そもそも手許の資金で足りるなら、銀行から融資を受ける必要がありません。

当然資金計画も作る必要はないのです。
    
新工場建築などの大型設備では、数千万から億の資金が必要になるでしょう。

こうした資金をすべて自己資金でまかなうのは、とても無理です。

ですから、銀行に融資を受ける必要があり、銀行を納得させるために資金計画が必要となるわけです。

資金計画は事業計画ともいわれます。

「いつまでに、何をどうやって、どこにいくら払って、どこからいくら回収する。」

銀行融資を受けるために、経営者であるあなたの頭の中に常にある計画を、いかに文章にするか。

それだけなのです。

■資金計画の作り方
資金計画、事業計画には決められた文章はありません。

つまり正解はないのです。

ただし盛り込むべき内容が、しっかりと盛り込まれていなければなりません。

これは上記した5つのポイント

(1) 計画の概要
(2) 計画の効果、目的
(3) タイムスケジュール
(4) 資金使途
(5) 資金調達が必要な理由

が網羅されているかということです。

(1)~(5)まで順番に並べれば、タイトルだけでもう計画のアウトラインは完成です。

あとは具体的に中身をつめていくだけです。

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最終更新:11/13(火) 8:00
マネーの達人

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