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《ブラジル=コラム「樹海」拡大版》「隠れ移民大国」日本は、キチンとした移住政策をとるべき

11/13(火) 4:42配信

ニッケイ新聞

 『文藝春秋』11月号には《安部政権最大の失政/亡国の「移民政策」》という刺激的な特集が40ページも組まれている。これを読んで驚いたが、実は日本は「隠れ移民大国」だった。
 《現在、日本で暮らす外国人数は、約二百五十六万人(二〇一七年末時点。法務省の在留外国人統計)。また「一年以上外国に居住している人」を移民とする経済協力開発機構(OECD)のデータによれば、二〇一五年の一年間に日本に流入した外国人数は約三十九万人にものぼる。ドイツ、アメリカ、イギリスに次ぎ、先進国では四番目に多い。政府の公式見解では「移民」を解禁していないことになっているが、実は日本は“隠れ移民大国”なのである》(93頁)と書かれている。
 また日本のコンビニ大手3社だけで「5万5千人」(18年8月末現在)の外国人が働いているという。都市部のコンビニではほぼ外国人だけでまわしている店舗すらあるという。今年1月時点で、東京都新宿区では新成人の45%が外国人、住民全体でみても12%が外国人だという。
 ウィキペディア「日本の外国人」項にも、こう書かれている。
 《2018年6月末の時点での在留外国人の数は、263万7251人(速報値)となっており、これは2017年12月から7万5403人増加している。この人数は、統計を取り始めた1959年以降、最高となっている。また、日本の総人口、約1億2659万人の約2%が外国人となる計算である。20歳台では、日本の外国人の割合は、5・8%ほどとなり、東京都の20歳台では10人に1人が外国人となっている》
 これを読んで、ブラジルよりも移民大国ではないかと、あきれた。
 というのも、ブラジルは今もベネズエラ人移民だけで6万人も受け入れるなど、依然として「移民大国」というイメージが強いが、実はとっくに実態としてはその状態を卒業してしまっているからだ。
 実は総人口2億700万人に対して、外国人人口は75万人しかおらず、公式な外国人比率はたった「0・3%」に過ぎない。つまり、割合としては日本の7分の1だ。
 ただし、ブラジルの場合、常に非公式だが、より現実に近い数字がある。ビザなしの人たちを入れた実際の外国人総数をその3倍とする推測が、UOL電子版記事「ブラジルには少ししか移民がいない」(http://bit.ly/2OCYUHY)にある。それでも人口の0・9%に過ぎない。つまり、日本の方がはるかに「移民大国」だ。

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最終更新:11/13(火) 4:42
ニッケイ新聞

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