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「本音で生きると決めたら、この形になった」“一夫多妻”で暮らす西山家のリアル(前編)

11/13(火) 12:02配信

新R25

「結婚」が人生のオプションになりつつある現代。事実婚や同性婚、週末婚など、ここ数十年で結婚の形も多様化してきたように思います。

「パートナーとずっと幸せに暮らすにはどうしたらいいんだろう?」

そんなことを考えながら家でネットサーフィンをしていたら、佐賀県に一夫多妻を実践している「西山家」という一家がいるという情報をキャッチしました。

日本で一夫多妻は相当珍しい…。どうやったらそんな形の家族になるのだろう?

気になった私は、西山家のみなさん(西山嘉克さん、奥様のゆかりさん・裕子さん)に取材を交渉。結婚の価値観を揺さぶられた「一夫多妻」のリアルを、前編後編の2記事にわたってお届けします!

〈聞き手=あつたゆか〉

どういう経緯で一夫多妻になったんですか?

ライター・あつた:
西山家は、日本にいながら一夫多妻制を実現されていますよね。

旦那様である嘉克さんは、もともと同時に複数の人を好きになる恋愛体質なんですか…?

嘉克さん:
いや、今まではノーマルな恋愛をしていて。自分でもまさかこんな形になると思いませんでした(笑)。

ライター・あつた:
どういう経緯で今の家族の形になったのか、詳しく教えてください!

嘉克さん:
最初に結婚したのが、ゆかりさんです。ゆかりさんの人として尊敬できるところに惹かれて、結婚を決めました。

ところが結婚して半年ほど経ったときに、別の人のことも好きになってしまったことに気づいたんです。それが、僕の事務所のアシスタントをしていた裕子さんでした。

ライター・あつた:
結婚したばかりなのに別の人も好きになるなんて、ひどい…

嘉克さん:
僕もすごく困っていました。ゆかりさんを大事にしたい自分と、裕子さんに惹かれてしまう自分が両方いて。

ゆかりさんのことを悲しませたいわけではないし、どうすればいいのか途方に暮れました。

ライター・あつた:
既婚者であれば他の人を好きになっても、気持ちを抑えようとするのが普通な気がしますが…

嘉克さん:
はい。僕も何度も裕子さんのことを忘れようとしました。でも裕子さんとは事務所で毎日顔を合わせる関係だったので、忘れたくても忘れられなくて…

職場で会う関係でなければ、結果は違っていたかもしれません。

ライター・あつた:
たしかに、毎日顔を合わせていると忘れるのは難しいですよね。

嘉克さん:
恋って、コントロール不可能なものだと思うんです。僕は「事故にあったようなもの」だとよく表現しています。

ライター・あつた:
恋は事故…言いたいことはわかります(笑)。

嘉克さん:
3ヶ月ほど本気で悩んだ結果、このままだとゆかりさんにも失礼だし、自分を隠していても何も始まらないと思ったので、正直にゆかりさんに打ち明けることにしました。

「裕子さんのことも好きになっている自分がいます」「これが本当の僕です」と。

第一夫人・ゆかりさん:
打ち明けられました。しかも妊娠しているときに。

ライター・あつた:
妊娠しているときに…!

嘉克さん:
ただ、打ち明ける前「これから夫婦生活を送るにあたって、僕が本音で生きるか、本音を隠して生きるか、どっちがいい?」とゆかりさんに聞いたんです。

ライター・あつた:
その質問、ちょっとずるくないですか? 「本音で生きてほしい」って答えるしかないですよね(笑)。

第一夫人・ゆかりさん:
そうなんですよ!(笑)。

だからイヤな予感がしつつも、「あなたと生きるなら本音がいい」「そういう生き方しかあなたはできないでしょ」と伝えるしかなかったですね。

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最終更新:11/13(火) 17:23
新R25

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