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RIZAPが赤字転落、急ピッチのM&Aがあだに 瀬戸社長「見通し甘かった」

11/14(水) 19:47配信

ITmedia ビジネスオンライン

 「ステークホルダーの皆さまの期待を裏切る結果となり、おわび申し上げる。ここ1~2年はM&A(買収・合併)に注力して(傘下の)会社を増やしたが、見通しが甘かった」――。RIZAPグループの瀬戸健社長は、11月14日に開いた決算会見でこう謝罪した。

【非上場子会社の減益幅について述べる瀬戸社長】

 同日発表した2018年度上半期(4~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比74.3%増の1091億500万円、営業損益が88億2900万円の赤字(前年同期は49億8700万円の黒字)、純損益が85億3200万円の赤字(前年同期は29億3200万円の黒字)に転落した。

多くの子会社が損失計上

 RIZAPグループはこれまで、主力のボディーメーク以外に事業を広げるため、アパレル企業、出版社、エンターテインメント店などを傘下にするM&Aを積極的に展開。経営再建ノウハウを生かして立て直しを図り、成長の原動力とする施策を採ってきたが、今期は再建の進捗(しんちょく)が当初の見込みから遅れ、多くの子会社の赤字幅が拡大したことが響いた。

 不調だった子会社は、CD・DVD・書籍販売店「新星堂」などを展開するワンダーコーポレーション、化粧品販売のジャパンゲートウェイ、フリーペーパー制作のサンケイリビング新聞社とぱど、住宅会社のタツミプランニング――など、過去1年以内に傘下に迎えた企業。

 一時は再建が進み、成長を遂げつつあった婦人下着販売のMRKホールディングス(マルコから社名変更)の業績回復も、新商品の生産遅延の発生や、新CMなどの投資がかさんだ影響で減益となった。

今後は新規のM&Aをいったん凍結

 今後は従来の方針を変更し、新規のM&Aをいったん凍結。業績改善が見込める傘下企業の構造改革に注力する。本業とのシナジーが見込めず、短期的な投資回収・収益改善が見込めない企業は売却する。現時点では、アミューズメント施設運営のSDエンターテインメントを売却する方向で基本合意しているという。

 「これまでは経営再建が完了する前に新規M&Aを行っていたが、これからは既存事業の改善が見えるまで再建に集中する」(瀬戸社長)

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