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不倫相手の子を産んで夫と育てた妻 「夫が泣くところを初めて見た」

11/14(水) 0:30配信

DANRO

不倫相手の子どもを妊娠してしまい、そのことが夫に知られてしまったら…。多くの場合は離婚や中絶といった結末に至るのではないだろうか。

【画像】「結婚を考える」イラスト集

だが、彼女は不倫相手の子どもを出産して、夫と一緒に育てていくことを選んだーー。

女装する小説家・仙田学が「女性の自由と孤独」をテーマに、さまざまな女性にインタビューするこの連載。今回は、不倫相手の子どもを宿したが、夫と共に育ててきたケイコ(48)に話を聞いてみる。(仙田学)

不倫相手の子を産むという選択

高校を卒業して社会人になったケイコは、21歳のときに結婚し、長男を出産した。恋愛経験もさほどないまま若くして結婚したためか、24歳のときに不倫相手と出会うと、初めての身を焦がすような恋に夢中になった。

「夫との子どもがいて、その頃2歳だったけど、私は若すぎたんだね。母親になるってどういうことなのか、わからなかった。女としての自分のほうが勝っちゃったんだよ。子どもを両親に預けてしょっちゅう不倫相手と遊びにいってたから、夫にも両親にもすぐにばれたけど。それでも夫は何か言ってきたり、出かける私を引き留めたりしたことはないんだよね」

とはいえ、一度だけこんなことがあったという。

不倫相手の家にいるときに、夫がとつぜん現れた。激しく言い争った後に夫は外に飛びだして、ガレージに停めてあった不倫相手の車に、自分の車で突っ込んでいった。夫につかみかかろうとする不倫相手を、ケイコは必死でなだめた。不倫相手の車の修理費はケイコが支払い、夫は車を買い替えた。

別れなければと思いつつ、ケイコは関係を断ち切ることができなかった。そして29歳のときに、不倫相手の子どもを妊娠する。夫が泣くところを初めて見た。中絶しようかと悩んだが、産むことを選んだという。

そこまでケイコがのめり込んだ不倫相手とは、どんな男性なのだろう?

「生まれてすぐに両親が離婚しちゃったんだって。彼はお父さんに引き取られたんだけど、お父さんがすぐに再婚して子どもが生まれた。それで彼は高校生のときに、お父さんの妹の養子になったんだって。私は彼の4つ年上で、結婚して子どももいたから、お母さんの面影を求められてたのかもね」

だが、ケイコが自分の子を宿したとわかると、彼は離れていった

「子どもが赤ちゃんの頃に1度だけ会わせたことがあるけど、それっきり。父親としての自覚なんて全くない人だったよ。今思えば、人の愛し方がわからなかったんじゃないかな。ケンカしたときに、『あんたそのままだと一生ひとりだよ』って言ったことがある。何年か前にたまたま再会したんだけど、彼はまだ独身だった」

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最終更新:11/14(水) 9:45
DANRO

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