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【連載/「機能性表示食品」受理企業の戦略】(株)ロッテ ブランド戦略担当チューイング企画課 佐藤勲興氏

11/15(木) 12:10配信

健康産業新聞

機能性表示食品のガム製品に伸び代

昨年9月“記憶力の維持”を訴求し、ガム製品で初の機能性表示食品として受理された(株)ロッテ(東京都新宿区)の「歯につきにくいガム粒―記憶力を維持するタイプ」。製菓メーカーが挑戦した“噛んで味わう”イチョウ葉抽出物配合のガムの売行きや今後の展開について同社ブランド戦略担当の佐藤勲興氏に話を聞いた。

Q.製品の売行きは?

A.目標比1.4倍の売上、スーパーマーケットで好調

2017年9月の上市以降、約1年が経過しましたが、当初目標に比べ1.4倍の売上を記録しています。好調の要因として機能性表示食品として受理されたことで、今までにない「記憶力を維持する」というイチョウ葉抽出物の効果効能が一目でわかるパッケージデザインが、メインターゲットである50代以上の中高年に向け効果的にアピールできた事があげられます。今後も継続し、安定的に売れていく製品だと考えています。

販売チャネルは全体の約7割がスーパーマーケット、次いでDgS、コンビニと続きます。店頭販売では普段ガム製品が置かれず、中高年が立ち寄りやすい米売り場に陳列キットを展開しています。

Q.製品開発でこだわった点は?

A.イチョウ葉の苦みを抑えるフレーバー加工技術にこだわり

イチョウ葉抽出物は、コーヒーやビールと違い、独特な苦さがあります。開発当初、市場のイチョウ葉を活用した製品はサプリメントタイプがメインで、チューイングタイプの製品はありませんでした。苦いながらも美味しく楽しめるという所までブラッシュアップするのは非常に大変でした。弊社は長年ガムを販売してきた実績があり、フレーバーの加工技術には自信がありました。何度も試作を重ねようやくイチョウ葉抽出物と合うフレーバーを開発することに成功しました。また義歯や入れ歯の方でも安心して食べられるよう、歯につきにくいガムベースを採用しています。

Q.今後の戦略は?

A.新たな素材の活用、認知度の拡大

機能性表示食品のガム製品はまだまだ少なく、伸び代のある分野だと思っています。開発段階で、味の試作はかなり進めており、今のところすぐに他のフレーバーを増やすことは考えておりませんが、新たな機能性素材を活用した商品の投入は検討しています。

製品を認知してトライアルをして頂ければ、リピートに繋がることはある程度分かってきているので、今後は認知度をいかに高めていくかが重要と考えております。今年9月には大々的にテレビCMを放映したほか、一般紙への広告掲載、自治体施設やハイキング・ウォーキング企画、イベントでのサンプリングなども今後は実施していきます。

最終更新:11/15(木) 12:10
健康産業新聞

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