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人間関係に悩む人は必見! 宇梶剛士から学ぶ人との付き合い方

11/15(木) 19:00配信

テレ東プラス

迫力あるコワモテ男から、人情味溢れる不器用な男、さらには女装姿のゲイなどどんな役でも演じ、また数年前の某腹筋マシーンCMではコミカルな一面が話題を呼んだ、多彩な顔を持つ俳優・宇梶剛士さん。高校球児、巨大暴走族の総長、少年院、錦野旦さんの付き人、菅原文太さんの弟子などを経験し、今の俳優の道へ。2007年に旗揚げした「劇団PATHOSPACK」では、年齢・キャリア様々な俳優陣を率いるリーダーでもあります。様々な人間関係を経験し、多くの人を束ねる宇梶さんならではの人との付き合い方をうかがいました。

人をまとめるには、どんなことがあっても先頭に立つ

――若かりし頃のお話や、現在のご自身の劇団で俳優の後輩たちを率いていらっしゃる姿から、宇梶さんは統率力に優れた方だと思います。宇梶さんが人をまとめる時に心がけていらっしゃることは何ですか?

「どんなことがあっても、先頭に立つということですね。下っ端に行かせて、自分は後方でふんぞり返っているのでは、やっぱり人に思いは伝わらない」

――これまでの人生で人との関係においての最大のピンチは? また、それをどのように乗り越えられましたか?

「ピンチというのは自分の心の在り様だと思うんですよ。そういう意味でピンチだったのは、お世話になった人や目指す人たちからもらった言葉を覆してしまいそうになった時ですね。

俳優の世界に入った頃、菅原文太さんに『どんなに相手が卑劣であっても、暴力をふるった方が悪になる』と言われました。美輪(明宏)さんや(渡辺)えりさんからも、大切なことを教わりました。演劇というのは、一番弱い者に語り掛けるもの。だから、声なき声に耳を澄ませることだと。

また、二十歳ぐらいの頃、美輪さんから「笑う練習をしなさい」と言われて、ずっと笑う練習をしました。身体もデカいし、しかめっ面では威圧感があるから(笑)。それまで、正直、幸せとは言えない人生を送ってきたので、人を信用できないし、世の中にも不信感があって、笑えなかった。美輪さんの言葉をきっかけに、ある程度笑えるようになりました。

ただ、腰を低くしていると侮ってくるヤツがいるんですよ。デカくて目立つから、そういう人に目を付けられやすいこともあって。昔、家出をしてから、ずっと飯を食わしてくれていた父親のような存在の、焼き鳥店のおじさんがいたんです。まだ役者を目指していた時代、その店で飲んでいたら、面倒な連中にしつこく絡まれて、思わず『うるせえ!』と酒をかけてしまって。すると、おじさんは『何が役者だ。ああいうヤツを笑わせる度量がなくて、役者なんかできるわけないだろう、馬鹿野郎!』と俺のことをすごく怒って。自分のしたことが悔しくて泣けてきて、そうしたらまた『泣くんじゃねえ!』と怒られて(笑)。それが最大のピンチだったかもしれないですね。

最初にも言った通り、ピンチとは、お世話になった人や目指す人たちからもらった言葉を覆してしまいそうになった時。だから、ピンチを乗り越える方法というのは、その言葉に恥じない自分であることですかね」

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最終更新:11/15(木) 19:00
テレ東プラス

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