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佐賀県の自虐が止まらない…ついにゾンビまで 「全く気にしない」県の担当者がケロッとしている理由

11/22(木) 7:02配信

withnews

 ゾンビ化した少女たちがアイドルとなって佐賀を救う――。そんなアニメ「ゾンビランドサガ」が話題です。10月に始まった第1話。佐賀はいきなり「存在自体が風前のともしび」といじられましたが、エンディングにはなんと「企画協力 佐賀県」のクレジットが。えっ、県が協力して大丈夫なの? 県広報広聴課で作品を担当する近野顕次係長(37)に、協力の経緯や自虐ネタへの思いなどを聞いてみました。(朝日新聞佐賀総局記者・黒田健朗)

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「自虐ネタは全く気にしなかった」

 ――佐賀が舞台と知りびっくり、県が協力と知って二度びっくりしました

 2016年春、県のフィルムコミッションに製作委員会側から「『ゾンビ』『アイドル』『佐賀』を題材としたアニメの脚本を作っている。自分たちのイメージしている場所を提案してほしい」と話がありました。フィルムコミッションの職員がロケハンに同行し、佐賀市内や唐津市内などを1泊2日くらいで回った。

 ――その後は

 シナリオは見せてもらった。ただ、脚本やシナリオに口を出すことは一切していません。僕たちの範疇(はん・ちゅう)ではないので。どういう市町や観光地、県産品が出ているかをチェックしました。

 ――劇中では「存在自体が風前のともしびである佐賀」といじられていますが……

 細かい自虐ネタは全く気にしなかったですね。

 ――えっ、気にしなかったんですか!?

 例えば映画やドラマで殺人事件のシーンがあるからといって支援しないということはない。それと一緒で、アニメに自虐ネタがあるから支援しないということではない。

 それよりも「ユーリ!!! on ICE」や「この世界の片隅に」で知られる(アニメ制作・企画会社の)「MAPPA」(マッパ)と、「Cygames」(サイゲームス)、「エイベックス・ピクチャーズ」という3社が製作委員会で「30分×12話、オール佐賀」。いいPRになると考えていました。

「スタッフの力の入れ具合がすごい」

 ――劇中にはJR唐津駅や佐賀城本丸歴史館なども登場します

 スタッフの「佐賀県を盛り上げたい」という熱い思いも強く感じる。佐賀の風景を写真のようにしっかり描き起こしてくれるなど、力の入れ具合がすごい。

 ――アニメの原作者の名前が「広報広聴課ゾンビ係」というのは、まさに「佐賀県広報広聴課」からでしょうか

 そういうことだと思います。ただ、たまに「佐賀県が原作者なんですか」「お金払っているんですか」と聞かれるので、一般視聴者が間違わないかなと(笑)。

 ――放映のたびにネット上をにぎわせていますが、県内での反響は

 声優さんが見た「肥前さが幕末維新博覧会」のコメントの展示について問い合わせがあったり、(ゾンビアイドルたちが暮らす建物のモデルになった)唐津市歴史民俗資料館にも既にファンの方が見に来たりしている。反響の大きさを感じます。

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最終更新:11/22(木) 10:16
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