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ニコチン含まぬ「VAPE」がコンビニ展開 たばこを超えられるか喫煙記者が検証

11/16(金) 13:50配信

ITmedia ビジネスオンライン

 インペリアル・タバコ・ジャパン(東京都港区)は、味や香りのついた蒸気を味わう「myblu(マイブルー)」の日本における販売を加速させる。これまでは福岡県の一部コンビニと公式サイトなどで販売していたが、11月12日から東京都と大阪府の一部コンビニでも取り扱いを始めた。ゆくゆくは全国展開し、200万人の国内ユーザー獲得を目指す。

【画像】マイブルーのスターターキットなどの写真はこちらから

 マイブルーはニコチンとタールを含んでおらず、たばこの代替品にもなり得るものだ。世界的に普及が進んでいるとされるが、日本でも受け入れられるのだろうか。喫煙歴18年の喫煙記者が記者発表会で実際に全10種類吸ってみた感想も含めてお届けする。

VAPEとはそもそも何か

 マイブルーはVAPEと呼ばれるカテゴリーに含まれる商品だ。VAPEとは、さまざまな味や香りのついたリキッドと呼ばれる液体を電気熱で気化させて、その蒸気を吸い込むものだ。フィリップ モリス ジャパンが販売している加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」のように、タバコ葉を加熱して得られる蒸気を吸うものとは異なる。

 世界的にみると、VAPEにはニコチンを含むものとニコチンを含まないものがあるが、日本では後者の販売のみが認められている。なお、メーカーの自主規制により20歳未満への販売は行われていない。

 マイブルーには「スターターキット」(2700円、税込、以下同)とフレーバーポッド(920円)がある。スターターキットには製品本体1本、USBチャージャー、メンソールフレーバーポット1個が入っている。ユーザーは、リキッドの入ったフレーバーポッドを充電された本体に装着し、煙を楽しむことができる。

先行販売で8万人のユーザーを獲得

 マイブルーは2018年6月から福岡の一部コンビニとネットで先行販売されている。インペリアル社の担当者によると、5カ月で約43万個のフレーバーポッドを販売し、8万人近くのユーザーを獲得したという。同社の調査によると日本のVAPEユーザーは約40万人おり、市場開拓の余地は大きいと判断している。マイブルーは米国やドイツなど世界9カ国で販売されているが、「日本市場はグローバルな成功のカギになる」(担当者)。インペリアル社の親会社は、世界的な大手たばこメーカーであるインペリアル・タバコ・グループだ。本格的に販売されるマイブルーは日本のたばこ市場にとって“黒船”級のインパクトを与える可能性がある。

 マイブルーは11月12日より東京都と大阪府のファミリーマートとローソンで販売を開始している。原則としてタバコを販売している店舗のみの取り扱いとなるという。ただ、現時点で全てのたばこを扱う店舗にあるわけではなく、営業担当者がコンビニのオーナーに売り込みをしているところだ。

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