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“宇宙を創る巨大装置”を日本に!佳境の「国際リニアコライダー」誘致

11/16(金) 6:31配信

FNN PRIME

国際リニアコライダーとは?

ILC(International Linear Collider)=国際リニアコライダーをご存じだろうか?

【画像】これが国際リニアコライダーだ!

「リニア」とは「直線型」という意味。「コライダー」とは「(衝突型)加速器」。つまり、「国際直線型加速器」というのが直訳だ。

その加速器=コライダーとは何か。加速器は、粒子に大きなエネルギーを与えて加速させる装置で、素粒子や原子核などの目に見えないミクロの世界を観察するために開発されたものだ。

そして、国際リニアコライダーは、国際協力のもと、全長20km以上もある直線型加速器を作り、現在達成しうる最高エネルギーで電子と陽電子を光速近くまで加速して、衝突実験を行う計画だ。そしてこれは20年以上もかけて計画され、世界中の科学者が注目している大事業なのだ。

リニアコライダーは宇宙の謎を解く

ただ科学に詳しくない私も、一体何のことなのか?と当初は頭を悩ませた。そこで識者に聞いてみたところ、この計画の目的は「宇宙の謎を解く」ことだという。

この実験は約137億年前の宇宙誕生時に起こった「ビッグバン」を再現するのとほとんど同じで、ようするに”宇宙を創る”。そして、この世界がどのように成り立っているのかを調べる壮大な計画なのだ。

実際のところ、我々は宇宙のほとんどのことを解明できていない。人類が把握している宇宙の物質は全体の5%程度と言われ、残りのうち約25%は目に見えない物質=ダークマター、約70%は謎のエネルギー=ダークエネルギーだと考えられているが、この解明にも国際リニアコライダーは活用できるとされている。

また、2012年7月に、すべての物に質量を与える元となったとされる「ヒッグス粒子」が発見されたと大きく報じられたが、この発見も巨大な加速器で陽子を衝突させた実験によるものだ。国際リニアコライダーは、このヒッグス粒子の謎を解き明かすためにも重要な役割を果たすという。

私たちの暮らし向上にも役立つリニアコライダー

しかし、この国際リニアコライダーが実現したところで、私たちにとって何かいいことがあるのか?と思うかもしれない。実はこうした基礎科学研究の積み重ねは、ITや医療などのイノベーションに繋がるものなのだ。

加速器=コライダーでの実験は既に、がん治療などの医療分野や、新材料の開発、農作物の品種改良などにも役立っていて、国際リニアコライダーが完成すれば、さらなる医療の進化や、次世代半導体の製造などの成果も期待されている。

そして今、その国際リニアコライダー計画の日本誘致に向けた動きが最終段階を迎えているのだ。

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最終更新:11/16(金) 9:42
FNN PRIME

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