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JX金属、三菱マテなど、チリのロス・ペランブレス銅鉱山に13億ドル投資。鉱石処理能力など増強

11/16(金) 6:04配信

鉄鋼新聞

 JX金属と三菱マテリアル、丸紅、三菱商事は15日、現地パートナーであるアントファガスタ社と共同出資するチリのロス・ペランブレス銅鉱山のプラント増強計画の実行を決定したと発表した。硬質鉱石割合の増加に対応するために選鉱場を増強するとともに、脱塩水プラントの建設を行う。

 粗鉱処理量は足元の日量17万5千トンから19万トンに増加する。工事完了後15年間の生産銅量は年間平均6万トン増加し、銅生産量は足元の約35万トンから約40万トンに増加する見通し。建設費用は約13億米ドルとなる見込みで、19年初から建設工事を開始し、21年中旬の完了を予定している。
 ロス・ペランブレス銅鉱山(持分権益比率・アントファガスタ60%、JX金属15・79%、三菱マテリアル10%、丸紅9・21%、三菱商事5%)は、鉱床規模・品位ともに世界トップクラスの鉱山で、その銅精鉱は砒素などの不純物が少なく銅品位が高いのが特長。今回の増強ではSAGミル1基、ボールミル1基、粗選ライン1ライン、脱塩水プラント、揚水パイプラインを増設する。
 日本側の最大出資者であるJX金属は、同鉱山について、同社子会社であるパンパシフィック・カッパー傘下の各製錬所にとって重要な原料調達先と位置付けており、今年2月には同鉱山の権益追加取得を行っている。また、同社社員の派遣や操業・経営への関与を通じてアントファガスタ社とも密接な関係を構築している。三菱マテリアルは同プロジェクトを通じて重要資産と位置付ける同鉱山の価値向上と銅鉱石の安定調達に努めるとしている。

最終更新:11/16(金) 6:04
鉄鋼新聞

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