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【フィギュアGPロシア】SP首位・羽生けん玉業界もけん引

2018/11/17(土) 13:15配信

東スポWeb

【ロシア・モスクワ16日発】けん玉効果だ。フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯の男子ショートプログラム(SP)で五輪2連覇の羽生結弦(23=ANA)がルール改正後の世界最高得点を塗り替える110・53点をマークして首位に立った。氷上で前人未到の領域をひた走る一方、プライベートで現在ハマっているのがけん玉だ。けん玉は世界的な大ブームだが、羽生の“参戦”で業界にも異変が起きているという。

 圧巻の演技だった。最終滑走となる12番目で登場。冒頭の4回転サルコーを完璧に跳ぶと、次々とコンビネーションジャンプを決めた。ステップやスピンでも最高難度のレベル4を獲得し、演技点は5項目全て9点台半ば以上が並ぶ内容。89・94点で2位のモリス・クビテラシビリ(23=ジョージア)に20点以上の大差をつけた。

 自身の持つSPの世界最高得点を更新した羽生は「自分の演技に満足している。4回転―3回転の連続トーループは完璧ではなかったが、各要素についてはハッピー。4回転サルコーとトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の質は良かった」と胸を張った。自身初のGPシリーズ2連勝、日本男子初の通算10勝目に向けて、17日のフリーに臨む。

 そんな羽生が現在ハマっているのが、意外にもけん玉だ。世界で大ブームとなっており、リラックス効果と集中力を養えることから世界トップアスリートにも愛好者は多いが、羽生は“超フリーク”として知られる。日本けん玉協会の認定品で漆黒の「オールブラック」を“マイけん玉”として持ち歩き、本業に勝るとも劣らぬウルトラ技を会得している。

 同協会の堤早知子事務局長は「(羽生がけん玉を披露しているシーンを)テレビで拝見しましたが、本当に上手ですね。羽生選手がオールブラックを使ってくれたおかげで『同じものが欲しい!』というお客さんが続出しているんです」とうれしい悲鳴を上げた。

 さらに「ぜひとも『けん玉大使』になっていただきたい」とも。すでに羽生サイドにも接触しており、近日中に正式オファーを出すという。このままアンバサダーに就任すれば、けん玉協会認定の「羽生モデル」や「フィギュアスケートバージョン」などの発売も期待できそうだ。

 さらには、けん玉が羽生の演技にもプラス効果をもたらしている可能性があるという。「けん玉は集中力を高めながら、ヒザを含めた体全体を使う。柔道や剣道の道場でも使われていますし、けん玉が上手な順に9人選んで日本一になった小学生の野球チームもあるほど」(堤事務局長)。実際、プロ野球オリックスの後藤駿太外野手(25)が“けん玉トレ”を取り入れたことがある。

 堤事務局長は「金メダルにちなんで(認定品の)プレミアムゴールドという金色のけん玉を贈ります!」とビッグプレゼントを約束。羽生がGPファイナル(12月6日開幕、カナダ・バンクーバー)に進出し、2年ぶり5度目のファイナル制覇を果たしたとき、新たなけん玉コレクションが増えているはずだ。

最終更新:2018/11/17(土) 13:15
東スポWeb

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