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患者を救うために森林火災の中を走って焼け焦げた「タンドラ」オーナーの看護師に、トヨタが新車をプレゼント

11/17(土) 8:32配信

Autoblog 日本版

米国カリフォルニア州で発生した森林火災が激しさを増すにつれ、痛ましいニュースが続々と届いている。『The New York Times』紙によると、同州パラダイスで看護師として働くアリン・ピアース氏は、患者のケアと避難のために、愛車トヨタ「タンドラ」を運転して炎が燃えさかる道を病院に向かった。その途中、ピアース氏は何度も危険な状況に陥り、タンドラはペイントが焼け焦げ、ボディ・パネルとライトは無残にも溶けてしまった。

トヨタ「タンドラ」関連画像13枚

「もうダメだと思いました」と、ピアース氏はThe New York Times紙の取材に答えている。「溶けていくプラスチックの中で死ぬんだとずっと思っていました」。タンドラが火の海に囲まれると、ピアース氏は自分のコートを断熱材代わりに車窓に押し当て、家族への別れのメッセージを携帯電話に吹き込んだ。すると、どこからともなくブルドーザーが現れ、タンドラが脱出できるように道を広げてくれたという。ピアース氏はなんとか病院にたどり着き、患者が避難するのを助けたそうだ。

本人のInstagramによると、ピアース氏はタンドラが大のお気に入りで、大径タイヤやオフロード用サスペンションなどのアップグレードを施していたことが分かる。そんな愛車が無残な姿になったのは悲しいことだが、ピアース氏のもとに修理や買い換えの心配が無用となる嬉しい報せが届いた。米国トヨタがピアース氏のInstagramに、新車のタンドラをプレゼントすると申し出たのだ。トヨタは以下のような声明を発表している。

「カリフォルニア州の森林火災で被害を受けた方々に心からお悔やみを申し上げます。また、昼夜を問わず懸命に消火活動と人命救助にあたっておられる関係者全員に感謝の意を表します。特にこの度は、自身の危険をかえりみず、トヨタ タンドラを犠牲にして人々を安全な場所に避難させたアリン・ピアース氏という1人のヒーローに対しお礼を申し上げます。トヨタは、ピアース氏の無私無欲の行動に敬意を表し、新車のタンドラを贈呈させていただくことを光栄に存じます」。

ピアース氏の勇気ある行動とトヨタの粋な計らいに、我々も感謝の意を表したい。なお、ピアース氏のInstagramでは、車内から撮影した恐ろしい火災の様子や被害を受たタンドラの画像を見ることができる。

Autoblog Japan

最終更新:11/17(土) 8:32
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