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トヨタはLMP1プライベーターよりも遅い? 決勝に向けて危機感を抱くアロンソ|WEC上海6時間レース

11/18(日) 10:21配信

motorsport.com 日本版

 フェルナンド・アロンソは、これまで世界耐久選手権(WEC)LMP1クラスを支配してきたトヨタのTS050 HYBRIDよりも、ハイブリッドシステムを搭載していないプライベーターたちの方が”はるかに速い”と考えているようだ。

【リザルト】WEC第5戦上海6時間レース:予選

 上海6時間レースの予選でトヨタはフロントロウを独占したが、決して楽な予選ではなかった。3番手となったレベリオンの1号車が、ポールポジションを獲得したトヨタの7号車に0.287秒差につけた。

 特に1号車のアンドレ・ロッテラーが記録したベストタイムは、7号車の小林可夢偉が記録したセッション最速タイム1分42秒708まで0.161秒差と肉薄したのだ。

 トヨタはLMP1クラスに唯一残ったメーカーとして、これまでのシーズンを支配してきた。2台のTS050は、前戦富士6時間で3位以下に4周差をつけたのだ。

 しかしアロンソは、上海の予選でトヨタがわずかに先行したその差は、”人工的”なものだとコメント。ハイブリッドシステムの使い方によってリードできたに過ぎないと考えている。

「僕はすでに、富士で彼ら(非ハイブリッド勢)の方が僕たちより速いと考えていた。ここ上海では、彼らの方がかなり速い」

「僕たちは予選モードを使っていた。だけどそれは1周だけしか使えない。バッテリーを使い切ればパワーは出るけど、それは続かないんだ」

「だから僕たちのアドバンテージは人工的なものだと言える。彼らの方が僕たちよりはるかに速い」

 上海の決勝は雨となる可能性が高い。富士ではウエットコンディションでレースがスタートしたが、7号車のマイク・コンウェイは富士とは違ったストーリーになり、トヨタがライバルたちを何周差もつけて勝つことはないと確信しているようだ。

「レベリオンが週末を通して速かったことは分かっている。それにあらゆるコンディションでSMPレーシングも近い」

 予選後にコンウェイはそう話した。

「彼らはウエットでも良かったし、ロングランでも良かったので決勝もそれは変わらないだろう」

「トヨタが何周差もつけて勝てるようなマージンはないと思う。それは確かだ」

 一方でロッテラーは慎重な姿勢を崩しておらず、「今年これまでで最小のギャップだったかもしれないが、それがレースでどうなるかは分からない」とmotorsport.comに語った。

「最低でも2周遅れまでだろう。それは確かだ。僕たちがトヨタに挑戦するためには、1周1秒くらい速く走る必要がある」

「レースでは彼らの方がピットで過ごす時間が短いだろう。レースで彼らと一緒にフィニッシュラインを切ろうと思うなら、もう少し速く走る必要がある。そしてそれは難しい」

Jamie Klein

最終更新:11/18(日) 10:22
motorsport.com 日本版

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